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伊賀の国・松尾芭蕉①【俳聖殿】

な*る

な*る

三重特派員

更新日
2017年11月18日
公開日
2017年11月18日
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伊賀の国・松尾芭蕉①【俳聖殿】

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これまで、伊賀の上野公園内にある伊賀流・忍者博物館、上野城と散策してきました。

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そして、同じ上野公園内にある松尾芭蕉の俳聖殿も訪ねてみました。

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(上野公園内、木々の間・赤い鳥居の横に俳聖殿の姿がちらりと見える。)

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松尾芭蕉・・・俳句世界の巨匠。

数々の俳諧の名句や(奥の細道)で有名です。

俳句をあまり知らなくとも、松尾芭蕉の句はどこかで聞いたことがある位に著名なる人物です。

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例えば・・・

古池や 蛙(かわず)飛び込む 水の音

例えば・・・

夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡

例えば・・・

閑さ(しずかさ)や 岩にしみ入る 蝉(せみ)の声

例えば・・・

荒海や 佐渡によこたふ 天の河

例えば・・・

五月雨(さみだれ)を あつめて早し 最上川

etc・・・と続きます。

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その松尾芭蕉は、ここ伊賀で生まれました。

伊賀出身の大スターの一人です。

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【俳聖殿】・・・松尾芭蕉生誕300年を記念して建てられました。(昭和17年(1942年)建立。)

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松尾芭蕉の旅姿をデザインした和風建築物です。

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私自身は、初めて【俳聖殿】を見た時・・・キノコのように土から生えて出たような?!そんな建物に見えました。

とてもユニークな形をした建造物で趣きがあります。

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その姿とは・・・芭蕉の旅傘を丸い屋根で表し、(俳聖殿)の木額は顔、八角形の庇(ひさし)で蓑と衣装を、堂は脚部、回廊の柱は杖と足を表現しているそうです。

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(俳聖殿)のデザインの趣旨を把握してから、改めて見てみると・・・なるほど・・・芭蕉の旅姿なのです。

いずれにせよ、なんだか、とても有機的な建造物です。

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屋内には芭蕉の等身大の伊賀焼・座像があるそうです。

毎年10月12日・松尾芭蕉の命日にある(芭蕉祭)でのみ公開されるようで、残念ながら見ることが出来ませんでした。

また、いつか訪ねてみたいと思います。

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建築美術的にも傑作との誉れ高き建造物で、国指定の重要文化財(2010年12月24日)であり、三重県の有形文化財(2008年3月19日)でもあります。

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出入り口の門も趣きがあります。

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下層八角形の平面、上層円形の平面の木造重層。

屋根は上下層とも、檜皮葺き。

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ユニークなフォルム・・・松尾芭蕉の旅姿な【俳聖殿】

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住所:三重県伊賀市上野丸之内117-4(上野公園内)

電話:0595-22-9621

入館料無料、休館日なし

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次号に続く

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