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札幌にツララの季節、到来

市之宮 直子

市之宮 直子

北海道特派員

更新日
2017年11月21日
公開日
2017年11月21日
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少し前から山には冠雪があった札幌ですが

夕方から降り出した雪があっという間に道を白くし、

翌朝には街がすっぽりと雪に包まれていました。

"Sapporo covered with snow overnight"

"Snowcapped trees in Sapporo"

突然の降雪に、白樺にはまだ緑や黄色の葉が残ったまま。

しんしんと降る雪に地面は覆われ、

周りの音さえ吸い込まれてかき消されます。

"Icy winter buds"

枝の冬芽は小さな氷で覆われ、氷中花のよう。

"Snowcapped rowanberry"

真っ白な世界のなか、ひと際、存在感を放つ

真っ赤なナナカマドの実。

厳しい寒さは堪えますが、真っ白なわたぼうしを

目深にかぶったナナカマドを見るのは

この季節ならではの楽しみです。

針葉樹は、すっかりクリスマスツリーそのもの。

"Conifer with baby icicles on the leaves"

そのツリーの先には、無数の生まれたてのツララが。

"Apples with icicles for birds"

小鳥のエサ用に吊られているリンゴにも

小さなツララ。

雪に覆われていると、日の光が差した途端に

まぶしい光の世界に早変わり。

日に照らされたニオイヒバの先にも

キラキラ光るツララが誕生し始めました。

札幌は最低気温がとうとうマイナスに突入し、

厳しい冬がやってきましたが、

真っ白ななかにも、目を凝らすと小さな楽しみを

ところどころに発見します。

足元に気を付けながら、北海道特有の冬散歩、

楽しんでみてください。

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