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何を見る? バレンシアの観光スポットをご紹介【前編】

田川 敬子

田川 敬子

スペイン特派員

更新日
2017年11月30日
公開日
2017年11月30日
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バレンシアの見どころをまとめてご紹介

バレンシアはスペイン東部の地中海沿いに位置するスペイン第3の都市です。マドリーからはAVEで

1時間半~2時間、バルセロナからはEUROMEDで3時間。マドリーやバルセロナに比べると世界的に

知られた名所旧跡は少ないものの、コンパクトなサイズと治安の良さ、のんびりした居心地の良さが

自慢。気候が良くビーチがあることから、北ヨーロッパの人には特に人気の観光地です。

今回は、そんなバレンシアの観光スポットを前編後編にまとめてみました。

キリストの最後の晩餐に使われた聖杯を所蔵する大聖堂

バレンシアの大聖堂は、アラゴン王ハイメ1世王がバレンシアをイスラム勢力から奪回した

13世紀半ばから建築が始まり、100年以上かけて完成に至りました。一番の見どころは、

キリストが最後の晩餐に使ったと言われているメノウ製の聖杯です。同じような言い伝えがある

聖杯は世界各地に存在するそうですが、この聖杯は考古学的にもちょうど1世紀頃にエジプト、

シリア、パレスチナのあたりで作られたものだとわかっています。ローマ法王がバレンシアで

ミサをあげるときのみこの聖杯を使用することからも、信ぴょう性が高いことがわかりますね。

ほかには、ゴヤの描いた絵画も人気。入場料にはオーディオガイド料金が含まれていますが、

なんと日本語もあるので、じっくりと説明を聞きながら見学することができます。時間があれば、

バレンシアの町を一望できるミゲレテの塔にも登ってみましょう(別料金2ユーロ)。

所在地:Plaza Almoina s/n, Valencia (入り口はレイナ広場に面しています)

見学時間:月~土10時から18時半、日祝14時から18時半

入場料:7ユーロ

中央市場は欧州でもっとも大きな市場のひとつ

床面積およそ8000㎡の中央市場は近年観光化してきたものの、地元の人も買い物に行く、

まさに市民の台所。野菜や果物、肉類、魚介類、スパイス、お菓子、アルコールからカタツムリに

いたるまで、ありとあらゆる食材が売られています。売られているものを見てぶらぶら歩くだけで

楽しいおすすめスポット。中には「これ何?」というような食材もあります。量り売りの商品が

多いので、オレンジ1個でも買えることが嬉しい。建物は20世紀の初めに建てられたバレンシアの

モデルニスム建築で、これまた一見の価値ありなのです。

所在地:Plaza Ciudad de Brujas s/n, Valencia

営業時間:7:00~15:00(早いお店は13時過ぎに店じまいします)

定休日:日祝

世界遺産に登録されているラ・ロンハ

15世紀末に建てられたゴシック様式のラ・ロンハは、もともとは絹の商取引所でした。当時のバレンシアは

絹産業が盛んだったのです。1996年にユネスコの世界遺産に登録されました。柱の間に立つ天井を支える

高さ16mのヤシの木のような柱や、建物の外にいくつも並ぶガルゴラ(怪物のような奇妙な見かけの雨水

落とし口)が印象的です。世界遺産だと期待して訪れるとちょっとがっかり感のあるモニュメントですが、

現地のガイドさんいわく「建物云々というよりも、歴史的に重要な役割を果たしたことに価値があるのよ」

とのこと。

所在地:Calle de La Lonja 2, Valencia

開館時間:月~土10:00~19:00、日祝10:00~14:00

定休日:1月1日、6日、5月1日、12月25日

入場料:2ユーロ

後編でもまたオススメのスポットをご紹介しますので、どうぞお楽しみに。

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