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こんにちは!今月は備中国分寺の付近をご紹介していますが
このあたりは、吉備路と呼ばれ
かつては古代吉備王国の中心地であったと伝えられています。
付近には墳長360㍍を超す国内第4位の造山古墳をはじめ
多くの巨大前方後円墳や墳墓群があります。
古墳群をご紹介しましょう。
福山登山道沿いに峠古墳群という横穴式石室が
ポッカリと口をあけています。
その数、70基あまり。
中でも登山もせず簡単に見られるのがこの歴史公園です。
公園内に入るとすぐに目につくのが
写真のお団子が集まったような、三兄弟のような古墳群です。
墳丘墓が重なり合っているように見えますが
上から見るとこんな感じです。
こんな横穴式石室をもつ小さな墳墓を群集墳と呼ぶそうで
古墳時代後期6世紀(継体天皇の頃)から爆発的に築造され
古墳総数の大半をしめるそうです。
墳丘墓は元々、この県道(総社倉敷線)が計画された時
県道内にあったため保存に対する要望が強く
すぐ南の現在地にそのまま移築保存されたものです。
写真左に墳丘墓がちょっとだけ覗いています。
4号墳もあります
ここは古墳群のごく一部で福山の西斜面には
三因千塚古墳群と呼ばれる約200基の古墳も密集しています。
福山山頂へ登るハイキングコースはいくつもあるので
古墳群や城跡を散策しながら登るのも楽しいと思います。