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日本最北エリア旅、豊富町といえば「豊富温泉」。
日本最北の温泉郷でもあります。
豊富温泉の特徴は、たっぷりの天然オイルを含んだ温泉水↑で、
肌関連の湯治場として全国的に有名なところです。
(写真は許可を得て撮影しています。)
空気が特に感想する冬季の肌には嬉しい温泉水。
茶色に見えているのがオイルの塊です。
こちらは、日帰り入浴ができる町営温泉入浴施設「ふれあいセンター」。
湯治用と一般用、二種類のお風呂があります。
湯治用はオイルの量が多く、また、営業開始直後が
オイルが最も多い時間帯だそうです。
温泉に詳しい温泉ビューティー研究家で旅行作家の石井宏子氏に伺ったところ、
豊富町の温泉水は特に塩分が濃いので、
最後にシャワーで洗い流してちょうどよいくらいだそうです。
また、一度に温泉水につかっている時間も15分程度が目安だそう。
長時間入りすぎると、温泉水のパワーで湯あたりしやすくなるからです。
こちらは、温泉街にあるカフェスペースを備えた多目的施設。
カフェ利用のほか、特産品も販売しているので、
お土産探しにも便利です。
ちなみに温泉街ではありませんが、豊富町内の施設「ふらっと★きた」。
図書館や多目的スペースのほか、屋内公園「ふれあい広場カンガルー」があり、
写真は「木のプール」の木製ボールです。
子供連れの旅に立ち寄ってみても便利かもしれません。
今回の豊富温泉旅で宿泊した「川島旅館」。
マイナス気温の屋外とは打って変わり、
薪ストーブの威力で旅館内はポカポカです。
川島旅館の露天風呂では、気がつくと髪の毛が凍っていましたが、
(最低気温がマイナス19.7℃の日でした)
内風呂に入り、このストーブの前でくつろげば体はポカポカに。
川島旅館での食事は、川島旅館伝統の"出汁"が利いた寄せ鍋に始まり、
地元のエゾシカ肉を使った料理など、バリエーションが豊富。
そして川島旅館最強(?)のメニューは、こちら。
これは、すべて川島旅館が豊富牛乳から作る「バター」です!
ウニや利尻昆布、みそなど、種類の豊富さに、まず驚きます。
そしてこのバターをどうするかというと…
熱々ごはんと一緒に醤油を一滴たらしていただきます!
道外の方は驚くかもしれませんが、バター醤油ご飯は、
道産子のソウルフードのひとつといえるかもしれません。
そしてこの「BUTTER FIELD」(1個840円~)は、
ミルクの香りが強すぎないバターで、さわやか。
サワークリームに近い軽やかさで、つい、食べ過ぎます。
さらに、ウニや昆布、みそなどのフレーバーバターは、
(バターとのコラボレーションがこれもまた意外に合っています!)
醤油なしでも、ごはんにぴったりのおかずに。
バター醤油ごはんは、川島旅館の朝の定番だそうです。
さて、温泉や食事で体を温め、私の乾燥肌にもよい温活・肌活を行ったのですが、
豊富温泉で感激した活動はもうひとつ。
「氷活」!
ちまたで流行っているという"霜活"ならぬ、
つららや窓氷、雪の結晶など氷にまつわる写真を撮る「氷活(氷雪活)」に
ピッタリの地、豊富町ならでは写真が撮れました。
最近、札幌などでは見ることが少なくなってきたツララ。
温泉からの暖かい空気を得た結果できるのか、
順調に伸びている軒下のツララ!
滞在中、最低気温はマイナス24℃まで下がり、
朝8時半でマイナス17.5℃に。
そしてこの日、川島旅館前の通りに出てみると、
日本海側の真正面に"利尻富士"が見えました。
雪が積もった利尻富士に朝日のスポットライトが当たっているよう。
このようにくっきり見えることは、なかなかないそうです。
そんな冷え込んだ朝には、これもまた美しい雪の結晶、
さらには霧氷まで見られました。
毎日ではありませんが、朝8時、9時頃までマイナス10℃以下の気温のため、
特別な早起きをしなくても、結晶や霧氷を見やすいと思います。
そして翌日、前日の朝とは打って変わり雪模様。
帰りは稚内からの特急サロベツに乗り、
旭川で特急ライラックに乗り換えます。
幌延の辺りで。
窓に打ち付ける雪が水滴となって貼りついています。
ところが、音威子府町・美深町を通り過ぎる頃には、
光が差してきました。
日の光で明るくなったなか、帰り道でも
大好きな天塩川を見ることができました。
(天塩川の写真でぼんやりと白く写っているのは水滴です。)
温活・肌活、氷活まで満喫した豊富町旅の最後は、
豊富町から持ち帰ったお土産で旅を思い返して〆ました。
ひとつだけ心残りがあるとすれば、ご当地グルメの
「豊富ホッキチャウダー」を食べていないこと。
次回チャンスがあれば、ぜひ、豊富ホッキチャウダーを食べようと思います。
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