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こんにちは。「地球の歩き方」名古屋・愛知特派員ブログ担当のhossieです。
今回は愛知県のカレーうどん事情についてご紹介したいと思います。カレーうどんと言うと、東京の方は早稲田にある三朝庵さんを思い出される方も多いかと思います。私にとっても三朝庵さんは馴染みのお店でとても懐かしいお店です。
全国的にはあまり知られていませんが、名古屋にはカレーうどんの文化が浸透しており、美味しいお店が沢山あります。そのカレーうどんの文化を名古屋に広めたのは、三朝庵で修業を積んだ店主が名古屋市千種区に出した三朝と言うお店だと言われています。三朝さんには私も何度か伺いましたが、やはり何か懐かしいものを感じました。
名古屋では三朝の他に「本店鯱乃屋」をはじめとする旧若鯱屋黒川本店系列のお店(チェーン店の若鯱屋さんとは無関係です)が有名で、「若鯱家犬山店」(愛知県犬山市)、「若鯱家分家 歩々亭」(愛知県小牧市)、「若鯱家極楽本店」(名古屋市名東区)、「若鯱家清明山店」(2017年10月に惜しまれつつ閉店)が素晴らしい味を提供して来ました。
かく言う私も名古屋に来てからすっかりカレーうどんにはまってしまい、月に何回かはカレーうどんを食べています。ところが最近、愛知県豊橋市で衝撃的なカレーうどんに出会いました。以前から「豊橋のカレーうどんが凄い!」と噂には聞いていたのですが、先日ようやく食する機会に恵まれました。伺ったのは豊橋市の勢川本店さんと言うお店です。
お店に入って初めて豊橋カレーうどんの何たるかを知ったのですが、カレーうどんの中にとろろご飯が埋め込んであります。食べ方としては、まず普通にカレーうどんを食べ、うどんを食べ終わった後に底にあるとろろご飯を掘り起こしてカレーまみれにして食べます。カレーの量がかなり多いのが特徴です。
●豊橋カレーうどんのメニューです。
●メニューに分かりやすく食べ方が書いてありました。
●目の前に現れた豊橋カレーうどん。凄い迫力です!!
「カレーうどん」と「カレーまみれのとろろご飯」の2つの味が楽しめると言う物なのですが、これが物凄く美味しいんです。カレーうどん自体もインパクトがあり、さらにとろろご飯でとどめを刺される感じです。
●うどんを掘り出してみました。やや柔らかめで良い食感です。
●麺を食べ終わって、いよいよ「とろろご飯」に突入です。
●とろろご飯が姿を現しました。これを口の中に放り込みます。
勢川本店さんは、豊橋カレーうどんの代表格だったようですが、豊橋市内にはカレーうどんを出すお店が40店舗以上あり、
①自家製面を使用する
②器の底から、ごはん・とろろ・カレーうどんの順に入れる
③豊橋産ウズラ卵を使用する
④福神漬又は壺漬け・紅しょうがを添える
⑤愛情をもって作る
の5つの定義を守れば、豊橋カレーうどんを標榜できるようです。
豊橋カレーうどんは、2010年に地域おこしを目的に開発されたそうですが、まだ愛知県内でもそれ程知られていない気がします。しかし、その美味しさは本物です。そしてイメージキャラクターが何と元SKE48の松井玲奈さん!
豊橋市出身の松井玲奈さんが、豊橋市の町おこしに一役買っています。
●松井玲奈さんのポスターが貼ってありました。
これからブレイク間違いなし?の豊橋カレーうどん、豊橋を訪れたなら必ず食していただきたい逸品です。
【お店の情報】
うどん・そばの勢川
場所:愛知県豊橋市松葉町3丁目88番地
電話:0532-54-0614
営業時間:11:00~19:30
定休日:毎週月曜日・第三月火曜日
http://www.segawaudon.com/
価格:豊橋カレーうどん820円
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