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Joaquín Sorolla(ホアキン・ソロージャ)。バレンシアのスペイン版新幹線AVEの発着駅の名前にもなっているホアキン・ソロージャは、1863年にバレンシアで生まれた画家です。
スペインの絵画といえば、ムリージョやエル・グレコなどの宗教画家、ベラスケスやゴヤのような宮廷画家、またピカソやダリ、ミロといった個性的な現代絵画を描く画家がよく知られています。ソロージャはそれとは一線を画したスペインの印象派で、その光の描き方にこだわった風景を数々と残したことから"光の画家"と呼ばれています。バレンシアの海岸やマドリーのアトリエ兼自宅やアルハンブラ宮殿などの庭、スペイン各地の風俗画などを描きました。
現在バレンシアにあるバンカハ文化センターでは、庭園を描いたソロージャの絵画を集めた展覧会を開催中です。柔らかな色彩で描かれた作品を見ていると、とても癒されます。何点も目にすることでソロージャがなぜ"光の画家"と呼ばれるのかがわかる気がします。
展覧会は3月19日まで。それまでにバレンシアに来られる方は必見です。普段は見ることのできない個人所有の作品も展示されていますし、それになんて言っても無料ですからね。このバンカハ文化センターはたびたび無料ですばらしい展覧会を開催してくれる、ありがたいところなのです。
Sorolla ~Un Jardí per a Pintar
会場: Centro Cultural Bancaja
住所: Plaza de Tetuán 23, Valencia
電話: +34-96-064-5840
開館時間: 火~日および祝日10:00~14:00、17:00~21:00 月10:00~14:00
マドリーにはアトリエ兼自宅を改装したソロージャ美術館があります。私のお勧めするマドリーのアートスポットのひとつなので、ぜひ足をお運びくださいね。https://www.mecd.gob.es/msorolla/inicio.html
また、現在マドリーのティッセン・ボルミネッサ美術館では、本日から5月27日までSorolla y la Moda(ソロージャとファッション)という展覧会を開催中。こちらも機会があればぜひ。私は3月に行く予定です♪