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野崎家のお茶室をご案内していますが野崎家には3棟のお茶室があります。このお茶室は容膝亭(ようしつてい)で裏千家の名席『又隠』を模した建物で躙口(にじりぐち)の位置以外は細部まで正しく模してあると言われていました。
観曙亭(かんしょてい)と容膝亭の間には待合と雪隠もありました。
路地を伝ってお庭を巡ります。石は島、苔は池を象徴しているそうです。
お庭の眺めはこの中座敷からよく見えます。ちょうど、こちらにもお雛さまが飾ってあります。詳しい説明がなかったので何時の時代のものかわかりませんが見下ろして見るようなお雛さまでした。
見えにくいのですが、中座敷は住まいの中心で一番奥の向座敷まで42㍍もあり9つのお座敷が連なっています。
数寄屋建築の中座敷です。
中座敷の横にも「臨池亭(りんちてい)」と呼ばれる茶室があります。先ほどの池を模したお庭に臨んでいます
お屋敷の境界に立つ擁壁(石垣)もうねるような丸みを帯びた設計です。ひとつの芸術作品のような存在感がありました。擁壁沿いには台所、納屋、味噌蔵などが建ち並んでいますが、そこは、ひとまずスルーして
土蔵蔵の前に出ます。蔵は「商人の城」ともいわれる重要な建物です。奥から「岡蔵」「新蔵」「書類蔵」「大蔵」といいます。
ここがお雛さまの展示のある「岡蔵」です。普段は写真撮影OKなんですが人が多く写真が撮れる雰囲気ではなかったので、撮っていませんが岡山藩主から拝領した享保雛や国内に2つしかない明治天皇雛などさまざまな雛人形が見られました。
「野﨑家のお雛様展」開催について