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カタルーニャ地方の冬の風物詩といえばカルソタダ。カルソッツとよばれるネギ(長ネギに見えますが、玉ネギの一種です)を炭火で焼き、手づかみでロメスコソースをつけ、頭の高さまで持ちあげて上を向いてパクリと豪快に頂きます。ただのネギと思いきや、これがまた本当に美味しいのです。
カタルーニャのタラゴナ県がそのメッカ。ここ数年でカタルーニャ以外でもカルソッツが食べられるレストランがちらほら現れたようですが、まだまだレアなグルメです。
バレンシア郊外でこのカルソッツをつくっている農家さんがいることから、毎年この時期になるとハティバの町で、異なる主催者により計2回のカルソタダが開催されます。そのうちのひとつが3月25日(日)にマーケット広場/Plaça del Mercat(地図:https://goo.gl/maps/Qj8k3z1fGPy 駅から徒歩10分)において開かれます。ポスターによると11時から。お昼ご飯が14時のスペインにしては早いスタートですね。
ここに載せた写真は、どれも3年前に行ったときのものです。広場で火を起こしてカルソッツを焼いて、ロメスコソースと一緒に販売。広場にはバルが数軒ありテラスが出ているので、飲み物やほかの食べ物を注文する代わりにそこに陣取ってカルソッツを頬張ります。
本場のカルソタダのように、パン・コン・トマテやアーティチョーク、メインの肉料理はありませんが、贅沢は言えません。カルソッツが食べられるだけでシアワセ(^^)
ちょうどこの日はセマナサンタ(聖週間)初日にあたるので、12時からはロバに乗ったキリスト像を担いだプロセシオン(宗教行列)が予定されています。ハティバはバレンシア北駅から近郊線C2の各駅で50分。山の上にはお城もあるので、バレンシアからの日帰り遠足でいかがでしょうか?