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「地球の歩き方」読者の皆様、こんにちは。ポートランド在住の東リカです。そろそろこちらも春めいてきました。週末に出かけたオレゴンのワインカントリーは、水仙や桜、木蓮などが咲き誇り、とても気持ちよかったですよ。
今回は、私たちがウィラメットバレーのワイナリーへ出かける時によく立ち寄る「レッド・ヒルズ・マーケット(Red Hills Market)」をご紹介します。
ウィラメットバレーは、オレゴンのワインの産地。フランスのボルドー地方とほぼ同じ北緯45度前後に位置するぶどうの栽培に適した気候です。果樹園やぶどう園が広がる丘陵はとても美しく、ワインはもちろん景観もこの地域を訪ねる楽しみの1つです。
「レッド・ヒルズ・マーケット」があるのは、そんなウィラメットバレーの「ダンディ・ヒルズ・アメリカぶどう栽培地域(AVA)」。ポートランドのダウンタウンから南西に 車で1時間弱ほどの距離です。このAVAには、25を超えるワイナリーと独立葡萄園があるそうです。
「レッド・ヒルズ・マーケット」では、地元のワインはもちろん、近郊の農園や果樹園の新鮮な食材、それを使った地元のペイストリーや軽食が楽しめます。
薪釜で焼き上げるピザやサンドイッチは、かなりレベルが高いです。
地元っ子はもちろん、ワイナリーを訪れる人たちの間で人気があり、週末はいつも混み合っているようです。もし食事を待つ時間がなければ、ワインやサラダ、サラミ、ペイストリーなど、できているものをオーダーすることをお勧めします。店内のテーブルはもちろん、テイクアウトしてワイナリーでのピクニックにするのも楽しいですよ。
店の奥にも大きなピクニックテーブルが並んでいます。また、外には「ボッチェ(Bocce)」というボールを使ったスポーツのコートがあるので、トライしてみてもいいですね。
「レッド・ヒルズ・マーケット」ができたのは、2011年。オフィシャルサイトによると、Jody & Michelle Kropfさんが、地元食材を使ったレストランを開きたいという夢を叶えたそうです。
私は昼食時にしか訪れたことはないのですが、朝食や夕食も充実しているようです。平日の午後3時から6時までは、お得なハッピーアワーも展開しています。
また、彼らは小さなビンヤードを所有していて、「TRACTOR & VINE」というピノノワールワインを作っているそうです。こちらで飲むことも、ボトルを買うこともできますよ。
他にも本やスパイス、マグカップなど、お土産も充実しています。
そして、今サイトを見ていて知ったのですが、なんとちらのロフトに宿泊も可能だとか!ここに泊まれば、帰りの心配もなく、心置きなくワインを飲めるんじゃないでしょうか。そして翌日も、こちらの朝食で楽しく1日を始められそうです。
ちなみにこのマーケットの向かいには、これまたオススメの「ダンディ・ビストロ」というオレゴンワインの老舗「Ponzi」一家が経営するビストロ・レストランがあります。こちらはまた機会があれば紹介しますね。
住所: 155 sw 7th st, dundee, or, 97115
電話: 971. 832. 8414