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4月1日の伏見濠川(ほりがわ)桜風景
歴史と酒造りの街として栄えてきた伏見の町。
京阪電車の中書島駅を出ると、すぐに太閤秀吉が伏見城の
城下町として発展させた伏見の街が広がります。
今年の桜は早足で、川沿いの風の強い所では青葉の見えて来た桜もあります。
桜景色の水路
豪川は伏見城築城のために宇治川から引かれた水路です。
桜の咲くこの時期、酒蔵と桜の景色は
京都市内で見る桜風景とは、また違った趣があります。
城下町・伏見
伏見は豊臣秀吉が建てた「伏見城」の城下町として大名が屋敷を
構えて発展した町でもありました。
江戸時代には参勤交代の西国大名が淀川から伏見に入り
大名屋敷で支度を整え伏見街道から江戸へ向かったそうです。
歴史の町・伏見を流れる濠川
濠川には、十石舟、三十石船が行き交い、濠川周辺には、
坂本龍馬が襲撃された寺田屋のほか、歴史ある町並みが広がっています。
江戸時代の伏見は、大阪と京都を結ぶ淀川の舟運の港町として栄えた町で、
寺田屋のような船宿は何件も軒を連ねていました。
元の濠川は、伏見城の外堀でしたが
龍馬の生きた時代には、ほぼこの様な水路だったそうです。
寺田屋事件の時、濠川を使って島津屋敷まで龍馬は逃れたとも言われています。
酒の町、伏見
そして、伏見と言いますと日本酒ですね。
古くから酒造の街として栄えてきた伏見は、豪川沿いに月桂冠や黄桜をはじめとする
伏見の名水で造られた酒造が並んでいます。
十石船が桜景色の中を進んで行きます。
今週は金曜辺りに雨予報が出ていますから、
桜散らしの雨にならないと良いですね。
《伏見、濠川水路》
〇アクセス 京阪本線「中書島駅」徒歩5分
「伏見桃山」駅徒歩10分