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前回ちょっとだけ出てきたむかし下津井回船問屋をご紹介します。
蔵屋敷の立ち並んだ一角にあります。
明治時代、北前船や御座船が寄港していた頃の回船問屋の建物を復元した資料館です。
下津井にまつわる資料の展示や、地元特産物のショップ、食事処もあります。
お母屋の中は回船問屋の店の間や茶の間など、当時のたたずまいを再現されていました。
北前船や金比羅参りの拠点としての下津井を紹介しています。
特に金比羅詣では諸国から多くの人が集まり
金比羅さんと児島にある由加山(倉敷市)の両詣りが定着していたそうです。
金比羅詣でに行く人は由加山に参詣し、向かいの四国に渡りました。
どちらか片方だけに参るのを「片詣り」といい、おかげが少ないとされていたそうです。
遠州 森の石松が清水の次郎長の代参で詣でたとき、石松は金比羅参りの帰りに謀殺されたといわれますが
地元の方の話しでは、由加山へは行ったのに参らなかったので、ご利益を減じて殺されたと聞きました。
ちなみに私は毎年、金比羅詣をしているけれど、由加山には5年前に行ったきり~。((+_+))
外には蔵がいくつもあり、そのひとつをが「インフォメーション館」といいます。
北前船で賑わっていた頃、ニシン蔵として使われていた蔵です。
写真やパネルで賑やかだったころの下津井の様子を見せてくれます。
下津井港は北前船の着く港として栄えたようで、大型帆船が多いときには
なんと80艘を越える大船団が入港したといわれています。
そんな、当時の下津井の生活を写真やジオラマで紹介していました。
当時の地形などもよくわかり、興味深い資料館ですよ。
むかし下津井回船問屋
住 所 倉敷市下津井1丁目7-23
電話番号 086-479-7890
開館時間 9:00~17:00(入館締切16:30)
定 休 日 火曜日(祝日の場合は翌日) 12/29~1/3
駐 車 場 有(無料)