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山梨県は桃の里、笛吹市一宮の『農カフェhakari』を、紹介します。
お店は、築150年になる古民家。ご家族が養蚕に使われていたものを改装したそうです。
『hakari』という名は、「ことわり(理)をはかる(料)こと=料理」から、料理への敬意をこめてつけたとか。「ハカリ」って、いろいろな意味を持つ、深い言葉なんですね。
店内は、長く大切に使われてきた建物ならではのあたたかみが感じられます。そして、お洒落~♩
カウンターの黒板には、今日のランチプレートのメニューがありました。そのほかサラダとスープ付きのベジカレー(税別1,050円)、車麩のベジカツカレー(1,150円)や、スイーツやドリンクもいろいろあります。
テラス席へ、案内してくださいました。抑えた色のドライフラワーが素敵。とても落ち着く空間です。
『hakariプレート』(税別1,250円)をいただきました。
旬の土地の野菜を使っているので、だいたい2週ごとにメニューが替わるそうです。
このお店のメニューは、すべて100%植物性。
店主の平野さんは、東京でフレンチの修行中、旬の野菜を使った料理を提供することの難しさを実感し、模索するうちにマクロビオテックに魅せられていったそうです。そしてご実家のある笛吹市に戻り、旬の野菜、土地の野菜を使い、マクロビオテックに基づいた心も身体も健やかになるベジ料理のお店をと、お母様とともに2009年『農カフェhakari』をオープンしました。
時計回りに、とメニューの説明をしてくださいました。
玄米と雑穀のご飯の左隣りから「おから蒟蒻の海老チリ風」「レタスと海苔のサラダ」「玉葱のロースト、ソイクリームチーズ添え」「ひじきペーストのカナッペ」「車麩のフライ・舞茸の牡蠣フライ風」真ん中が「蓮根の梅肉和え」スープは「ビーフンとえのきだけの中華風」でした。
海老チリ風は、プリプリの食感がまるで海老。牡蠣フライ風は、歯ごたえ、ほろ苦さ、香りが牡蠣そのもので驚きました。玉葱のローストは塩だけで焼いてあるそうですが、甘みが濃い!玉葱そのものの甘みなんですね。
これが100%植物性だなんて、びっくりです。美味しくって、お腹もいっぱいになりました。
デザートは、「バナナココナッツパウンドケーキ豆乳アイス添え」(税別420円)をいただきました。
優しい甘み~! もっちりした食感のパウンドケーキに、ソイアイスがよく合います。
ドリンクメニューも、いろいろあります。巨峰のジュース(税別480円)です。
水・砂糖・添加物などを一切使わないまるごと巨峰ジュース。深く濃い甘みを感じるのにすっきりとした味わい。
テラス席から見えるご実家の『大北農園』の葡萄畑で、去年収穫した巨峰で作ったそうです。
料理に使う食材はすべて、農薬や化学肥料をできる限り抑えた近隣の野菜を厳選しているといいます。
入り口近くのショップでは、こだわりの食材や調味料を販売しています。人気は車麩だとか。
店内には、薪ストーブもありました。冬もまた、居心地よさそうですね。
ベジ料理って、じつは可能性を広げる料理なんじゃないか、と平野さん。
健康、環境、宗教、思想など異なる人たちが同じテーブルを囲むことができる、新しい料理のジャンルだと。
『農カフェhakari』は、そんな思いで、旬の野菜、土地の野菜で美味しいランチを作り続けているそうです。
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『農カフェhakari』
住所 〒405-0079 山梨県笛吹市一宮町金田1223 大北農園内
電話 0553-47-5899
営業時間 11:30~15:00(フードLO14:00、ドリンクLO14:30)※売切れ・変更の場合有り
定休日 金曜日
ホームページ http://cafehakari.com/
アクセス 電車:JR中央本線山梨市駅より車で約10分、車:中央自動車道勝沼ICより約11分