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Fondation Claude Monet, Giverny / Droits réservés
ジヴェルニーにあるモネの家と庭を目当として、これからの季節にフランスを訪れる人もいるかもしれません。モネの家と庭があるクロード・モネ財団は、2018年は3月28日から10月1日まで開館しており、特に7月前後は庭園の睡蓮の開花シーズンにあたります。これから訪れる睡蓮のシーズンを前に、モネの家と庭を、今年の情報を入れておさらいしてみます。
Fondation Claude Monet, Giverny / Droits réservés
ジヴェルニーまでの行き方は、過去の「地球の歩き方」の記事にもあるように、パリ・サン・ラザール駅がパリの出発点。ルーアン方面の列車に乗りヴェルノン駅で下車。同駅で路線バスに乗り換えジヴェルニーへ向かいます。バス停はヴェルノン駅舎を出て進行方向の右側前方。バスの切符は運転手から直接購入できます。駅前にプチトランも止まっていますので、こちらに乗ってもジヴェルニーまで行けます。
モネの家と庭の入場チケットは現地窓口またはインターネットで購入可能(Digitick/Ticketmaster/Fnac)です。窓口は並んでいることも多いため、訪れることが決まっている人は事前購入が便利です。ちなみにジヴェルニーには、モネの家と庭の他に、ジヴェルニー印象派美術館、聖ラドゴンド教会(奥の墓場にはモネの墓あり)があります。ジヴェルニー印象派美術館では、2018年7月15日まで「ジャポニスム&印象派」展が開かれています。
さて、チケットを買って中に入ったら、まずショップに出ます。広いスペースに土産物がたくさん積んでありますが、じつはここ、モネの代表作『睡蓮』の大アトリエだった場所。このショップを抜けると、お待ちかねの庭が広がっています。
Fondation Claude Monet, Giverny / Droits réservés
庭を少し歩くと、さっそく見えてくるのがモネの家。各部屋はパステルカラーで明るく塗られ、セザンヌ、ルノワールなどモネの友人たちの絵画や、浮世絵のコレクションが壁にかけられています。今は博物館として使われるモネの家ですが、耳を澄ますと当時の生活の音が聞こえてくるようです。
Fondation Claude Monet, Giverny / Droits réservés
Fondation Claude Monet, Giverny / Droits réservés
モネの家の前にはクロ・ノルマンディー(ノルマンディーの囲い庭)が広がります。クロード・モネ財団の公式サイトによれば、ジヴェルニーに移り住んだモネは、カラフルな夢の庭を実現するため、クロ・ノルマンディーの手入れを決して止めなかったそうです。元から植わっていたツゲと、妻アリスともめながらもトウヒを切り、現在のような金属製のアーチをすえました。
Fondation Claude Monet, Giverny / Droits réservés
クロ・ノルマンディーを抜けた後、道路下を潜る地下道を通って、いよいよ睡蓮がある水の庭に達します。庭にある池と周囲を流れる小川は、エプト川の支流リュ川から水を引き込んだもの。池に浮かぶ橋は、クロード・モネ財団の公式サイトによれば、おそらくモネは浮世絵からヒントを得て日本風の橋を作ったのではないか、とのことです。
Fondation Claude Monet, Giverny / Droits réservés
Fondation Claude Monet, Giverny / Droits réservés
モネの庭自体は、王侯貴族の城のように広くはありません。しかし、ふとベンチに腰掛けて見渡せば、庭の細部がさまざまな表情を訪問者に与え、その懐の広さを知らせてくれます。
日本でモネの作品を鑑賞したときは、どこか遠い作品のように感じてしまう人も多いかもしれません。日本にいれば日本らしい緑と陽の光があるように、フランスにいればフランスらしい明るさがこの庭に降り注いでいます。この庭で足を止めて花々を眺めていると、モネの作品ははるか遠いところからひねり出されたものではなく、この場所で描かれるべくして描かれたのだと実感できるはずです。
【データ】
住所:84 rue Claude Monet 27620 Giverny
営業時間:9時30分〜18時
定休日:無
最寄り駅:SNCF Gare de Vernon – Giverny