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今年もこのシーズンがやってきました。バレンシアでは5月の終わりから6月のはじめにかけて、ジャカランダ(スペイン語ではハカランダ)の木に濃いめの藤色の花が開花します。
この木はもともとは南米原産で、平均すると高さが10~15メートルの落葉樹です。『南国の桜』や『紫の桜』などと呼ばれるようですが、確かに木いっぱいに小さな花を咲かせる様子は桜に似ているかもしれません。花びらが散って地面が藤色に染まるあたりも、桜みたいかも。日本では熱海や雲仙、日南で見られるようですね。ホウオウボク、カエンボクと並んで、世界3大花木に数えられているのだとか。ギターの材料にも使われるそうです。
バレンシアでこのジャカランダを見ることができるスポットを2か所ご紹介します。
まずはビベロス庭園。ブラスコ・イバニェス通りと庭園が突き当たったところの入り口から入るとすぐにジャカランダが何本も生えています。そのまままっすぐ行くとバルがあり、ひときわ大きなジャカランダの木の下のテラス席でお花見を楽しめます。ジャカランダはちょっと独特のにおいが強いんですけどね(^^;)バルの地図はこちら。
もう1か所はトゥリア公園です。20世紀半ばまでトゥリア川が流れていたこの場所は、今では全長7㎞にも及ぶ細長~い公園になっています。この公園のところどころでジャカランダを見かけますが、エクスポシシオン橋(別名カラトラバ橋。地下鉄アラメダ駅があるところです)の横にあるバルの近くに大きな木があるので、テラス席でビールやお茶を飲みながらのんびりジャカランダを愛でることができます。バルの地図はこちらです。
バレンシアの初夏を彩る美しいジャカランダをぜひお楽しみくださいね。