キーワードで検索
六月初めの真如堂(左京区浄土寺真如町)では
青もみじと咲き始めた紫陽花が綺麗です。
真如堂は、左京区浄土寺真如町にある、比叡山延暦寺を本山とする
天台宗の寺院で、寺名は真正極楽寺。
青もみじに包まれた赤門(総門)を抜けて参道を歩きます。
参道から見上げると、青もみじの中に三重塔が見えます。
《緑色なのに青》
青もみじ・・・・緑色なのに青もみじ。
かつて、古代の日本には、白、黒、赤、青の四色しか存在しなくて、現代の様に中間色の表現はなかったそうです。
方位と四つの神を表す、四神相応の色も、玄武が黒、朱雀が赤、青龍が青、白虎が白の四色で表わしています。
古代日本の色は、明暗から始まり、夜明けが赤。日が暮れると黒。なにもない白。
そして、赤黒白以外の中間色が青と言われています。
青は広い範囲で使われ、これが現代にも残り、緑も青と言う表現に
なっているそうです。青には新しいとか若いと言う意味が含まれ
緑なのに青と書く日本語が沢山在ります。
青果、青汁、青菜、青りんご、青物、青葉、青信号、等。。。。
《真如堂の四季》
真如堂の四季は、冬は雪景色。
春は桜・・・そして、そのあとの新緑。
夏は深い緑。晩秋は紅葉・・・・と
四季毎の美しい景色があります。
六月の今は、紫陽花が咲き始めて来ました。
紫陽花が咲いているのは、本堂裏。
本堂横を進んで裏へと回ります。
本堂裏は、瑞々しい緑の世界。
《紫陽花》
少し進み、左に入ると萬霊堂。
左が萬霊堂。右は宝蔵。
紫陽花は萬霊堂と宝蔵の周りに咲いています。
これからの雨で、もっと咲いて来るでしょうね。
宝蔵に枝垂れる青もみじも綺麗です。
紫陽花が咲き始めた六月初めの真如堂でした。
《真如堂》
〇所 京都市左京区浄土寺真如町82
〇拝観時間 9:00~16:00
〇アクセス 市バス「真如堂前」・「錦林車庫前」下車徒歩約8分。