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山梨県でも、トウモロコシの美味しい季節がスタートしました。
ところで、生で食べられるトウモロコシがあるって、ご存じですか?
甲府市中道地区限定で作られている「きみひめ」という名の甘~いトウモロコシを紹介します。
やってきました。トウモロコシ畑。「旬果市場」の小林さんの畑です。
えっ? トウモロコシ狩りができるの? それなら、やってみなくっちゃ。
おーっ、太ったトウモロコシがいっぱい生ってる。トウモロコシってこういうふうに生るんですね。
トウモロコシ狩りは、実をしっかりつかんで、下に向かって折るだけ。簡単です。
簡単すぎてつまらないんじゃないかって? ところが、これが深いんです。
いいトウモロコシは、髭が黒くなっていて、まるまる太っているもの。ひとつひとつ、つかんでみて大きさを確かめ、髭の黒さを確かめて歩いていくと、もっといいトウモロコシがあるんじゃないかと迷う迷う。楽しかったです。トウモロコシ好きの子どもたちには、ぜひ一度体験してもらいたいな~と思いました。
小林家のヤギのメイちゃんが、メェ~おつかれさま~(笑)
わたしが収穫したきみひめです。わ~い。大きくってきれいで、うれしい~♩
さっそく、いただいてみましょう。生(写真手前)で食べると、瑞々しく甘さほんのり。歯ごたえも軽くて、皮がやわらかいから生でも食べられるんだ~と実感。加熱すると、甘みが増して口のなかに広がっていく感じ。トウモロコシってこんなに甘かったっけ? という甘さです。
生でも味わっていただきたいきみひめですが、おススメの食べ方は皮を剥いて軽く水をつけ、ラップにくるんで電子レンジで3分チン。お手軽です。茹でてもみましたが、レンジでチンする方が甘みが濃くて美味しいかも。
生のジューシーさは、ほかのトウモロコシにはない味わいなので、サラダにもぴったりです。
トウモロコシご飯も、炊いてみました。小林さんに教えていただいたんですが、きみひめは芯にも甘さが詰まっているので、芯を一緒に炊くと存分に甘みを味わえるんです。ほんとに甘~い!
新玉葱とかき揚げにしてみました。両方生でも食べられる食材なので、さっと揚げるだけで、食感を楽しめます。
でもやっぱり、いちばんのおススメは皮ごと炭火で蒸し焼きです。う~ん、香ばしい匂い。甘味が濃い! 実もやわらかいのにプリップリしてる。バーベキューの主役になっちゃいます。
北杜市では、「ひまわり市場」で購入することができます。
最後に、小林さんに、「旬果市場」のこだわりをうかがってみました。
「美味しい!」「甘~い」と、きみひめを食べるお客様の笑顔を見て、食べてくださる人と生産者である自分たちの顔が、たがいに見えることの大切さを実感したそうです。大切なあの人に食べてもらう。そんな気持ちで、一粒一粒手作業で想いを込めて種を撒き、夜のうちに蓄えた水分と糖分を逃がさないよう朝早く収穫する。そして大きく育ったきみひめを直接販売する。試行錯誤の末に、今の形に、たどり着いたと言います。山梨県内はもちろん、東京や神奈川などのマルシェに出店するのも、お客様と直接ふれあえるからだとか。
きみひめに、ぎっしり詰まった熱い想いが感じられました。
「きみひめ」、ほんとうに甘くて美味しいですよ~♩
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■旬果市場
住所 〒400-1506山梨県甲府市上向山町792-2
電話 055-220-5066 fax 055-220-5067
ホームページ http://shun-ka.com/
オンラインショップ http://www.shun-ka.com/shunka-store/
朝採りきみひめ 5本税込み1,500円 10本税込み3,000円(送料別)
トウモロコシ狩りは、1本税込み250円(要予約)
☆きみひめは、7月20日まで☆
桃、スモモ、梨も生産しています。
<食の安全や環境保全に取り組む「AsiaGAP」認定取得>