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こんにちは。今月は蒜山高原をお伝えしていますが
今日はちょっと離れて、美作市の紫陽花の話題をひとつ。
県内有数の紫陽花の名所として知られる美作市の古刹大聖寺は
小説「宮本武蔵」ゆかりの寺で、紫陽花と沙羅の花の寺としても有名です。
季節の風物詩がどちらも見ごろの今は入山料が必要ですが
今年はちょっと様子が違うようです。
毎年、鹿が新芽を食べてしまうことで株が減少し
西洋紫陽花など約5千株あった株は、3千ほどに減少し
追い打ちをかけるように熊が立て続けに目撃され、立ち入り禁止区域も設けられました。
写真のように、かつては山の上の宝篋印塔にまで紫陽花が咲き誇っていましたが(写真は以前のものです。)
今年はここまで多く見られないかもしれません。
また、山中への立ち入りは禁止されているようです。
でも、今年は普段は公開していない庭園や客殿も開放し
写経・座禅体験も用意されているそうです。
可憐な白い花を咲かせ「沙羅の花」とも呼ばれる夏椿。
境内には夏椿が100本以上もあります。
朝、開花し夕方には落花するので
儚いものの象徴として「平家物語」冒頭の沙羅双樹の花としてでてきますね。
今年は恒例のあじさい祭りを「あじさい・沙羅の花まつり」として
7月8日まで開催されています。
大聖寺インフォメーション
午前8時~午後5時
入山料500円(抹茶・菓子込み)中学生以下無料
問い合わせは大聖寺(0868ー76ー0001)