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≪流れ橋は、日本最長級の木造の橋≫
木津川に架かる「流れ橋」です。
流れ橋は、京都府の八幡市と久御山町(くみやまちょう)を結ぶ橋で、正式名は「上津屋橋」(こうづやばし)。
橋は全長356.5メートル、幅は3.3メートルの日本最長級の木造の橋で、
歩行者と自転車・二輪車が通行可能です。(自転車・二輪車は降りて通行)
「流れ橋」と言われる様に、この橋は川が増水すると橋桁が流される独特の構造になっています。
流れ橋は、昭和28年(1953年)に初めて架けられて以来、今まで21回、水害で橋桁が流されましたが、
その度、復旧工事を経て再開して来ました。
近年の2011年から2014年までは4年連続で流される事態となり、2015年には、対策として、
流されにくくなる様に、かさあげ工事も実施されました。
しかし、昨年2017年の台風で再び流されました。
橋は、昨年からの復旧工事を経て、先月六月に開通しています。
橋入り口の注意看板には、
「柵がないので転落に注意して橋の中央を歩いてください」
「自転車・二輪車は降りて押して通行してください」とあります。
≪流れ橋に柵はありません≫
流れ橋は高いところで約5メートルの高さあります。
自分の身長分も加算すると、かなりの高さを実感します。
手すり等はありませんから、下を見ると・・・
ゾクゾク・・・
辺りは茶畑広がる、のどかな田園風景ですが、
高所に弱い僕には、幅3.3メートルも狭く感じます。
≪時代劇のロケ地≫
流れ橋は、時代劇のロケ地としても度々登場して来ました。暴れん坊将軍や必殺シリーズ、水戸黄門など・・・・
橋の周囲は、茶畑がある位で、民家や電柱なども見えにくい事からもロケ地として適しているのでしょうね。
流れ橋が架かる木津川は、広大な流域面積を誇る一級河川で、平常時は穏やかに流れていますが、
台風等の大雨時には橋脚の上の橋桁を流してしまうほどの水量で暴れ川とも例えられます。
歴史を遡ると1590~1989 年までの400年間に木津川で発生した水害は100回にも及ぶそうです。
また流れ橋は、河原に降りて、橋脚部分を間近で見る事が出来ます。
八幡市側の河原部分は砂浜のようになっていますから、河川敷を降りて橋脚部分まで行くことができます。
橋を下から見ると、増水して橋桁が流されても、ワイヤーロープで橋脚と橋桁が繋がれている構造がわかります。
《流れ橋》
〇所 〒614-8001 京都府八幡市上津屋
〇アクセス 京阪本線「八幡市」駅から京阪バスで約20分
「浜上津屋」下車、徒歩5分 。
〇車 △国道1号八幡下奈良交差点を南東へ→最初の交差点を左折→
2つめの信号を左折後右側すぐ。
△名神高速「京都南IC」から約20分。
駐車場あり(水辺プラザ駐車場 9時~17時、乗用車約30台、無料)