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南仏プロヴァンスの伝統的モチーフの蝉。プロヴァンスの家の窓や玄関付近にこんな飾りを付けたり、キッチングッズや装飾用オブジェとしてお土産としても人気です。
ところがこの夏、プロヴァンスに滞在した観光客が蝉の鳴き声がうるさい!と言って駆除するように滞在先の村長に訴えた、とフランスでニュースになっていました。実際に蝉を殺そうと薬局へ殺虫剤を買いに行った観光客がいたそうです。日本では古くから夏の風物詩として捉えられている蝉。和歌などになっていたり、害虫として扱われる事はないと思っていましたが...。人それぞれ捉え方に違いがあるとは思いますが、南仏プロヴァンスに滞在するという事は自然や緑を楽しむ、という事。蝉も自然の一部ですが、今回のこのニュース、何だかヴァカンス気分も冷めてしまいますね。南仏では短い命でも精一杯鳴き続ける生命力の象徴。そんな風に捉えていたら、鳴き声も違って聞こえたかもしれません。
海外旅行に行く場合、渡航先の文化や宗教、習慣など調べて行くのは当然のこと。今回の騒動もたとえ国内旅行であったとしても地域の文化、風習は訪れる前に最低限知っておくべきでしたね、地域の人達に敬意を払うのも滞在を楽しむ為に必要です。我が家の蝉グッズ、素焼きで出来ていてルームフレグランスなどを垂らして香りを楽しんでいます。
ところで、南仏には他にも幸運の象徴モチーフが。"ゲッコー"、ヤモリです!!女性はちょっと引いてしまいますよね。蝉グッズと同じくお土産品のモチーフになっていたりします。
初めてゲッコーと遭遇した時は私もビックリ!暫く乗っていなかったバイクの後ろに乗って出かけた時、タイヤとバイク本体の隙間にいたゲッコーがびっくりして私の背中に登り着いて来ました!恐怖で叫んでしまいましたが、ここ南仏では幸運の象徴!!日本でもヤモリは"家守(やもり)"と書かれたりするのと同じく、南仏でも家を守り、蚊などの害虫を食べてくれる有難い存在。バイク事件の後でも、何匹か我が家の庭に棲んでいてくれる?ゲッコー。
こちらのフランス人達にゲッコー遭遇事件について話をすると、それはラッキーだ!ゲッコーが背中にくっ付いたなんて!!きっと幸運の前兆だね!と皆が言ってくれます。
今日は窓の外側で発見。
南仏でゲッコーを見つけたら何か良い事があるかも!!普通は人に危害を加えて来たりしないので、見つけたら触ったりせずに自然といなくなるのを待つか、屋内だったら窓や玄関から出ていってくれるように優しく誘導?しましょう。