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心を満たす幸せご飯~古民家カフェ「キッチン・オハナ」

水月

水月

山梨特派員

更新日
2018年9月11日
公開日
2018年9月11日
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山梨県北杜市高根町の古民家カフェ「キッチン・オハナ」を、紹介します。

「オハナ」はハワイ語で広い意味での家族を意味するそうです。

おしゃれな黒板。思わず座りたくなるようなベンチですね。

入り口脇には、縁側があります。涼やかな風が通っていました。ホッとします。このカフェ、とっても落ち着くんです。

縁側でランチをいただきました。この日のスープは、冷や汁。暑い日でしたからね。一握りのご飯を入れておじやにしていただきました。

ご夫婦で営まれていて、ご主人がシェフ、奥様がお料理出し、ひとつずつ説明をしてくれます。

1日限定20食の「おひさまプレートランチ」(1,350円)その日によってメニューが替わるワンプレート&スープのランチです。

左からガラスの器に入ったキョフテ(ベジのスパーシーミートボール、トルコ風ヨーグルトソース)、厚揚げとパプリカの南蛮漬け、切り干し大根の甘酢漬け、麗夏(れいか)という名のトマト&ピクルスと豆腐マヨネーズのクリーム、赤米が入ったご飯。真ん中にあるのは車麩のフライです。

くるりと回して反対側は、左から、ゴーヤのウルガ(南インド風スパイし煮込み)、じゃが芋とインゲンのサブジ、白インゲン豆のトマト煮込み。サニーレタスには、自家製人参ドレッシングがかかっていて、わたしこれが大好きなんです。

スープもその日によっていろいろです。ご飯と一緒に出してくださる温かい番茶がまた、すっと喉を潤してくれます。三年番茶に生姜を入れたものだそうです。

手作りスイーツも魅力的。五平味噌のパウンドケーキ、豆乳のアイスクリーム添え。

スイーツもドリンクも、ランチに+350円でオーダーできます。

ティータイムセット(スイーツ&ドリンク)は750円です。

ローズマリーとルヴァーブのタルトには、色鮮やかなルヴァーブ&ビーツのシャーベットが添えてありました。

「キッチン・オハナ」は、ランチもスイーツも、完全植物性。マクロビオテック、ローフード、COBOなどをとり入れてオリジナルレシピで作っているそうです。アレルギーを持つ人でも、どれにしようかなとスイーツを選べるのって素敵ですね。

けれど身体に優しく、安心して食べられるだけでなく、まずいちばんに「美味しいご飯」にこだわっているといいます。

さて。「キッチン・オハナ」の魅力は、美味しい食事やスイーツだけではありません。

なぜだかホッとする、落ち着く空間なんです。

店主の石野さんにお話をうかがいました。

「古いものには、人を癒す効果があるんだと思います」

たとえばこのテーブル、中心は180年前の橋桁、その両脇に300年前の門を使い作られたそうです。

この部屋の扇風機のように新しい器具も使っていますが、新しく見せない工夫を施し、ペンキを塗ったり加工することで、癒しを生み出す古いものに同化するようにしているのだとか。

そして古民家は広く、縁側を入れると4部屋。広々とした空間にも癒しを感じます。

古民家はもともと夏の陽差しをさえぎり、冬のやわらかな陽をとりこむように作られていたと言います。窓を開ければ風が通り、縁側は夏は軒下に通る風で涼しく、冬は窓を閉めれば陽が留まるようにできているのだそうです。

冬には、このちょっと可愛らしい薪ストーブが活躍します。ロケットストーブです。

ストーブの熱がこのベンチの下に流れ、ベンチを温める仕組みになっています。

今月9月は、パイナップルソーダがおススメ。パイナップルとグレープフルーツの果汁で作っているそうです。

「食べたものは、ほとんど再現できる」という石野さん。今後は、ホームページで完全植物性のレシピを公開していきたいとおっしゃっていました。

美味しいレシピを公開することで、完全植物性の食事が食文化全体に広がっていけば、アレルギーを持つ子どもたちも美味しいご飯が食べられるようになると考えているそうです。

「キッチン・オハナ」で、幸せご飯を食べて、心満たされる時間を過ごしませんか?

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■キッチン・オハナ

営業時間11:30~17:00(ランチは15:00まで)

ランチは1日20食限定です。ご予約をお願いします。

定休日 日曜日、月曜日(月曜が祝日でもお休みになります)

住所 山梨県北杜市高根町村山西割1140

電話 : 0551-46-2177

ホームページ http://www.k-ohana.net/

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