キーワードで検索
スペインは今週末でサマータイムが終了します。
10月28日日曜日の午前3時に時計の針が1時間戻って2時になるので、1時間余分に眠ることができますね。夏時間が始まる時は逆に1時間進むので、気付かないでいるとその日の電車やバス、飛行機を逃しかねないことになるのですが、今回その心配はありません(^^)
今ではパソコンや携帯電話は自動的に変わるので楽になりました。私は起きたら柱時計の時間と腕時計の時間を直します。
ヨーロッパでは3月の最終日曜日に夏時間に変わり、10月の最終日曜日に時計の針を戻しますが、ほかの国ではまたこのタイミングが異なります。サマータイムが終了すると、日本との時差はマイナス8時間です。
スペインの夏と言えば、夜10時近くまで空が明るく、人々がテラスでビールを飲みながら夕涼みをする光景がおなじみです。夕食時間も平均9時と遅く、宵っ張りのイメージがありますね。その影響もあり、EU他国と比べると睡眠時間も短いのだとか。
実は、もともとは同じイベリア半島のポルトガルやモロッコ、イギリスと同じ西ヨーロッパ時間(グリニッジ標準時)とよばれるタイムゾーンだったのですが、フランコ政権下の1940年に同盟国ドイツにあわせるために中央ヨーロッパ時間に変更したのです。そしてそのままそれが続いています。スペインの夏の日が長い理由はここにあるのです。これを戻そうという運動もあるものの、なかなか実現しないでいます。なお、カナリア諸島は1時間遅い西ヨーロッパ時間が使われています。
日本でも報道されていましたが、EUでは市民の過半数以上がサマータイムに反対だそうで、廃止が検討されています。健康に影響があると言われていますが、どうなのでしょうね。私は毎回何の問題もなく順応できているのですが。
もしもスペインでもサマータイムが廃止され、西ヨーロッパ時間に戻ったとしたら、夏の明るい時間も8時頃までとなります。個人的にはそれがベストなのではないかと思っています。