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京都府木津川市加茂町の浄瑠璃寺では、ゆっくりと紅葉が始まっています。
浄瑠璃寺の創建は、平安後期の西暦1047年。
浄瑠璃寺のある当尾地区は、京都府の南端で奈良県と境を接する位置にあり、
古寺や鎌倉時代の石仏が点在していて
石仏を訪ねるハイキングコースとしても人気があります。
《関西花の寺、第十六番・浄瑠璃寺》
当尾の里は、行政的には京都府に属しますが、浄瑠璃寺から1km進めば奈良県です。
寺院は薬師仏とそれをまつる三重塔、阿弥陀仏九体とその本堂、宝池を中心とした庭園が
平安時代のまま揃っている唯一の寺とされています。
境内は紅葉と共に、四季毎に美しい花が咲き、関西花の寺、第十六番でもあります。
この地域は古くから南都(奈良の別称)の影響を強く受けてきて、世俗化した奈良仏教を憂う
僧侶が草庵を結び、それがやがて寺院となり「塔」の屋根が建ち並んだ事から、
「当尾(とおの)」と呼ばれるようになったそうです。
境内には阿字池を挟んで、左手に朱塗りの三重塔(国宝)、
右手に九体阿弥陀堂が向かい合っています。
浄瑠璃寺の境内は散策自由。(本堂堂内は有料400円)。
紅葉が始まった浄瑠璃寺。
ここには京都とも奈良とも違う、静かな時の流れがあります。
これからの朝晩の冷え込みで境内の木々は日一日と色づいて来ます。
《浄瑠璃寺》
〇所 〒619-1135 京都府木津川市加茂町西小札場札場40
〇アクセス JR「加茂駅」より徒歩約1時間9分。または、コミュニティバス当尾線
「浄瑠璃寺前」下車すぐ。
JR・近鉄奈良駅からは急行バス 「浄瑠璃寺」下車すぐ。
〇駐車場有 300円
〇拝観料 境内無料。
本堂への入場のみ有料。(中学生以上)400円
〇開門時間 9:00~17:00(12月~2月は10:00~16:00)