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《初冬の風物詩、広沢池の鯉揚げ》
今週22日(土曜日)は二十四節気の一つ『冬至』です。
冬至は、一年で最も日の出が遅く、日の入りが早くて夜が長く感じますね。
今の時期の嵯峨野・広沢の池では、水の抜かれた景色が広がっています。
池では、初冬の風物詩とも言える、水抜きと鯉揚げが行われ、
ここで穫れた川魚が販売されています。
広沢の池は、毎年春に鯉や鮒の稚魚一万匹が放流され12月に入ると、
池の水が抜かれ魚の販売となります。
川魚は、地元の人や料亭の方々が買いに来られています。
値段表には、「こい・ふな・もろこ・えび」。
販売は、なくなり次第終了との事です。
広沢池は、春は桜。夏は精霊流し。
秋は紅葉と四季折々の美しい景色が広がり水鳥も多く見かけます。
池の正面に見える山は「遍照寺山」(231m)。
「広沢の池にやどれる月影や 昔をうつす鏡なるらん」 後鳥羽院
12月の広沢の池。
師走を感じる「鯉揚げ」の風景が広がっています。
《広沢池》
〇所 京都市右京区嵯峨広沢町
〇交通アクセス JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩15分。