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チケットを買い、中に入ります。
岩盤の上に石垣が組まれているのがよくわかります。
石段の上には「腕木御門」がちょっとだけ見え、門の屋根は木造本瓦葺の立派なものでした。
城の周りには紅い秋冥菊が咲いていましたが「備中兵乱」など
この城で亡くなった歴代藩主の怨念で、紅い秋冥菊しか咲かないと伝えられているそうです。
天守閣の中はどこにカメラを向けても人の顔が入るので、天井や小屋組ばかり撮っていました。
この松山城に播州赤穂藩家老・大石内蔵助が在藩していたエピソードがあって
藩主水谷氏の跡継ぎがなく取り潰しとなった後、城受取りに赤穂藩主・浅野内匠守が任命され
その先発隊として内蔵助が松山城に入ったのでした。
数年後、主君の刃傷沙汰で浅野家も取り潰しとなり、内蔵助は逆に城を引き渡す側に立ちました。
その心中はいかばかりだったのでしょう?
天守閣の中で囲炉裏を見たのは初めてですが、標高が高いので
冬は火の気が欲しいほど寒かったのでしょうか。
それとも、籠城した時、煮炊きをするためにあったのでしょうか?
城が落城する時、城主が立てこもった間で、自害するための間でもあったそうです。
駐車場に戻ると4時半で、係りの方から
「そんなに長くいて見るところがあった?」と聞かれましたが
見どころいっぱいでした!
やっぱり、現存天守が残っていると迫力がありますね。
その後、車で少し離れた展望台へ向かいます。
夕方になり、ぼんやりしていましたが、天空の松山城を堪能しました。
余談ですが、今松山城でホットな話題が猫城主です。
西日本豪雨の後、備中松山城に住みついた猫ですが
一時行方不明となって関係者を心配させニュースにもなっていました。
先週、城のPRを担う「猫城主・さんじゅーろー」として就任したそうです。
名前は備中松山藩出身の新選組隊士・谷三十郎にちなんでいるそうです
私が登った時にはいなかったので写真はありませんが気になる方は
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