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パリの美術館ルーブル、オルセー、オランジュリーを巡り終えた方々にお勧めなのがここ、ニシム・ド・カモンド美術館。
以前ご紹介したモンソー公園に隣接した邸宅美術館です。
モンソー公園についてはこちら:https://tokuhain.arukikata.co.jp/cotedazur/2018/10/post_10.html
凱旋門から徒歩15分ほどのこの地区は喧騒を忘れる静かな高級住宅街。モンソー公園と合わせて訪れてみるのがお勧め。
ニシム・ド・カモンド美術館が見えてきました。
1911~1914にモイズ・ド・カモンド伯爵が建てた邸宅です。18世紀の美術品、調度品が美しい完璧な内装の館、当時の生活ぶりそのまま保存し美術館として訪れる事ができる貴重な存在です。
エントランス。階段を上がってみましょう。
ル・グラン・ビュロー、書斎です。
ナチュラルオーク材の重厚感と美しいタペストリーが印象的です。暖炉を中心に見ていると何か気付くのは..
置かれている調度品、美術品、家具などがほとんど一対で左右対称で置かれていることです。
次のサロンも。
選び抜いた調度品、美術品ばかりですが、一個だけではなく常に一対で揃える主人の完璧主義が垣間見えます。
そしてここがサロン・ブルーと呼ばれる通り、青のサロン。今は壁の色が緑がかっていますが、当時は鮮やかなブルーだったそうです。
邸宅の中心部に当たる部分にあるのが図書室。ここから隣接のモンソー公園を眺めることができます。
美しい曲線の螺旋階段。何だか過去と繋がっていそうな不思議な雰囲気です。
次回ニシム ・ド・カモンド美術館②驚きの美しい台所、をご紹介します。18世紀の芸術的邸宅を再現するという熱意を持って建てられたこの邸宅、美食家達を招いたディナーでもその完璧ぶりが...その驚きの台所とは一体?!お楽しみに!
Musée Nissim de Camondo:
http://madparis.fr/en/museums/musee-nissim-de-camondo/