キーワードで検索
前回の記事では、小笠原諸島が「星空日本一」に輝いたことと
小笠原を訪れた際には夜空を見上げて欲しいことを書きました。
今回は長年 小笠原諸島の星空 を見つづけてきたスターウォッチングの
ガイドが星を見る際の秘訣をご紹介します。
スターウォッチングの秘訣その1
光のない暗い場所で見ること
視界に光があるのとないのでは見える星の数が全く違います。
街灯がある場合は光を手で遮るだけでも見え方が随分違ってきますが
一番良いのは街灯の無い場所で星を見ることです。
港周辺と住宅地は街灯が多く集落から離れた海岸や展望台が一番いいのですが
夜は村営バスが走っていないので移動手段は徒歩・レンタカー・レンタバイクです。
また、スターウォッチングツアーに参加すると星を見るのに適した場所で
星座の解説を聴いたり、望遠鏡でより美しい星の姿を見ることもできます。
周囲に人がいる場所で懐中電灯を使う場合は、光は下に向けて
人の顔を照らさないようにしましょう。
スターウォッチングの秘訣その2
曇っていても諦めないこと
昼でも夜でも島の空は刻々と変化します。
雲が多くても諦めず、外に出てしばらく待っていると
晴れ間が広がり素晴らしい星空が見られる日もあります。
「しばらく」が5分かもしれないし、60分かもしれないし
もしかしたら晴れない日もあるかもしれませんが、
しばらく暗い中で待つことで、少しずつ瞳孔が開いてきて
晴れ間が出た時には、より暗い星も見られるようになっています。
最近は星座解説のアプリなどもありますが、
明るいスマホの画面を見ると瞳孔が閉じてしまうため
なるべくスマホも見ない方がより美しい小笠原の星空を
堪能することができますよ。
スターウォッチングの秘訣その3
月がある時は月光浴を堪能する
満月近くになると月あかりで星がかき消されてしまいますが
月の光は女性を美しくするとも言われていますので
そんな日は月光浴ができる絶好の機会です。
満月の日は月明かりで影ができるほどです。
都会では感じることのない月の明るさもぜひ体感ください。
スターウォッチングの秘訣その4
暖かい服装で星を見に行く
冬は亜熱帯の小笠原諸島でも夜、屋外でジッとしていると冷えます。
特に気圧配置が西高東低になると強い北風が吹き
体感気温が一段と下がります。
宿では不要に感じても暖かい上着を持ってでかけましょう。
足元もサンダルでは寒いので靴を履くのがおすすめです。
スターウォッチングの秘訣その5
寝っ転がって星を見よう
座って空を見上げていると首が痛くなるし疲れてくるので
スターウォッチングする時は地面にゴロリと寝っ転がるのが一番!
レジャーシートなどがあると便利です。
以上がスターウォッチングをする際の秘訣でした。
プラネタリウムと違って本物の空は晴れたり曇ったり変化します。
それだけに晴れた時の感動も大きいので、雲が多いな・・・・と思っても
波音をBGMにビーチでのんびりと空を眺め続けてみてください。