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こんにちは! 真冬のこの時期、庭に野鳥たちがやってきます♩
水が凍って、飲んだり羽を洗ったりできないため、水場を求めてやってくるんです。
山梨県北杜市明野町で田舎暮らしを始めて、冬になると野鳥たちのために、こんなふうに水場を作り、餌にはひまわりの種を撒くようになりました。野鳥たちのためと言いつつ、観察して楽しんでいるわけなんですが。
上の2枚の写真は、シジュウカラ。前から見るとモノトーンに見えますが背中には明るい黄緑色が入っています。上の写真の子はメスで、下の写真の子はオスです。どうしてわかるのかって?
じゃじゃーん! 野鳥図鑑!
シジュウカラは、身体の前側にあるネクタイ模様が太いとオス、細いとメスなんだそうです。
それはそうと、どうして野鳥図鑑を、3冊も持っているのかって?
それぞれ特徴が違う本なんです。左の『日本の野鳥590』は、その名の通り掲載種数が多く和名の50音順、英名、学名の索引のほか鶏の種類別の目次もあり、写真が多いタイプ。真ん中の『野山の鳥』は、絵でわかりやすく解説し、目次も鳥の大きさなどの絵から探していくタイプ。名前がわからない場合重宝します。そして右『トリノトリビア』は、野鳥たちの習性など、おもしろおかしくマンガで解説してあるタイプ。マンガと言っても鳥類学者の解説をマンガ化してあるんです。
たとえば、シジュウカラは?
積極的にあちこちの群れを行ったり来たりするパリピのようなタイプと、賑やかな群れにはあまり加わらない、人混み(鳥混み?)嫌いなシャイなタイプがいるようです。そしてシャイ君は同じタイプのシャイ同士でいつも行動しているようなのです。また、シャイな個体は人気で流行りの場所では繁殖せず、ほかの個体があまりいない場所で繁殖する傾向があります。群れが大きくなると、群れ内での競争も激しくなることから、それを避けたいのだろうと考えられています。
なーんて、興味深いことがかかれていました。ICタグをつけて調べた結果だそうです。
ヤマガラです。『トリノトリビア』にはこうありました。
カラ類でもとりわけ貯食が好きなのがヤマガラです。「埋め込みたい」「取り出したい」癖が強く、物をつかむ、くわえる、たぐりよせるといった器用さももちます。そんな習性を利用して、昔はヤマガラが芸人(芸鳥)だった時代がありました。「おみくじひき」「水汲み(つるべ上げ)」などの芸で、お祭りなどで親しまれていたそうです。
野鳥たちのこと、知れば知るほど親しみも湧き、観察も楽しくなっていきますね。
モズです。漢字でかくと「百舌鳥」というだけあって、他の鳥の鳴き声を真似るのが上手いんです。
なぜ、別の種の鳴き声をまねするのでしょうか。メスにモテるためというのがひとつの説です。まねする鳥の多くは、レパートリーが多いほどモテるといわれています。
野鳥たちも、自分の種を残すためにいろいろなことを考え、工夫しているんですね。
冬にやってくる渡り鳥のジョウビタキも、よく見かけます。メスは全体が茶と灰色のあいだのような地味な色なので、この子はオスですね。羽の白が特徴で、すぐにわかります。
ツグミも渡り鳥です。シジュウカラやヤマガラより10㎝くらい大きいでしょうか。オスメスほぼ同色で見分けるのが難しいそうです。身体じゅうに三日月斑があるトラツグミも、見かけたことがあります。
この子は、シメです。くちばしが大きいですね。シジュウカラやヤマガラは木の枝にひまわりの種を持って行って、枝にぶつけて割るんですが、シメは大きなくちばしを存分に使い、ここでゆっくり食べます。
我が家はアカマツの林の中にあるので、キツツキもやってきます。写真は、アカゲラです。
「コツコツコツコツ」音が聞こえて、楽しいです。見た目も思ったより可愛らしいですねえ。
頭が赤いのは、オスだけだそうです。
いかがでしたか?
野鳥たち、可愛らしいですよね。そしてまた、懸命に生きている姿に心惹かれます。
水場とひまわりの種、そしてカメラと野鳥図鑑があれば、準備OKです。
北杜市で田舎暮らしを始めるのなら、「野鳥観察」ぜひやってみてはいかがでしょう!