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ここ数日は亜熱帯の小笠原諸島にもひんやりとした北風が吹いていて暖かさに慣れている島民は震えあがっておりますが、気温は15度もあり本土からのお客様は暖かい島の気候を楽しまれています。
気温が低い冬から初夏まではトレッキングや森歩きに最適なシーズンです。
世界自然遺産には小笠原諸島の生態系が評価を受けて登録をされました。森歩きってガイドなしでも気持ちがいいし楽しいですが、島のことや動植物についての説明を聞きながら歩くともっと楽しいですよ。
父島で人気の森歩きツアーには大きく分けるとふたつのパターンがあります。ご自身の体力や希望などに合わせてツアー選びの参考にしてください。
(1)ハートロックトレッキング(軽登山)
父島の南端にあるハートロック(千尋岩)という絶景ポイントを目指し、山道を片道2~3時間かけて歩くトレッキングです。
固有植物や戦跡、生き物との出合いを楽しみながらトレッキングの充実感も得られます。そして何よりハートロックからの雄大な景色に心洗われます!
往復8~9km、高低差約300mのルートは登山コースとしては初級レベルですが、往復すると1万歩以上になります。また舗装された平坦な道とは違い、凸凹のある山道なので足元はトレッキングシューズなどがおすすめですしウェアもトレッキングに適したものが望ましいです。
※森林生態系保護地域内のため観光客の方はガイドツアーに参加しないと行くことができません。
(2)森歩きコース
ハートロックトレッキングに比べるとより幅広い年齢の方が楽しめるます。片道20~60分程度のコースがいくつかあり、ガイドが当日の天候や参加者の体力などに応じて歩くコースを選択します。
ハートロックコースと同じように固有植物や生き物との出合いもあり、眺望を楽しむこともできますし、コースを組み合わせることで1日しっかり楽しむことも可能です。
森林生態系保護地域内のコースもあり、観光の方はガイドツアーでしか歩けない場所もあります。
軽めの散策気分で小笠原諸島の森歩きを楽しみたい方におすすめです。
また森歩きコースは半日でも可能なので、滞在最終日の午前中を利用しても楽しむこともできます。
服装、靴は動きやすいパンツスタイルと運動靴で大丈夫です。
なお、「(2)森歩きコース」はガイド業者によって呼称がさまざまですが、だいたい「ハートロック(千尋岩)トレッキング」と「その他のコース」というように区別されています。
ぜひ亜熱帯の森をガイドとともに歩き、見て・知って、小笠原諸島の自然をお楽しみください!