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川内村にある平伏沼(へぶすぬま)へ行って来ました。
希少なモリアオガエルの繁殖地として国の天然記念物に指定されています。
(天然記念物の指定地は、平伏沼と岩手県八幡平にある大場沼の2か所のみ)
今回は、そのモリアオガエルの産卵がピークを迎えるタイミングを狙ってみました。
沼へと向かう散策路は傾斜も緩やかで、スニーカー等でもOKです。
平伏沼へと到着です。
沼の面積は約12a。周回する遊歩道が設けられています。
平伏山(標高842m)の山頂に位置し、流入&流出する川はないそうです。
広葉樹に囲まれ鬱蒼とした雰囲気がとても神秘的で、緑を映し込む穏やかな水面美しいです。
小枝の先にポツポツと白く見えているのがモリアオガエルの卵です。
(今年は、例年より多くの個体が見られるとのこと)
近くで見ると、特徴的な白い泡状の物質が確認できます。(実際の卵は、この泡に包まれています)
数日後、溶けるように沼に落ち、再び命を繋いでいきます。
散策路の一角には、"カエルの詩人"とも称された草野心平の歌碑が建てられています。
(「うまわるや 森の蛙は 阿武隈の 平伏の沼べ 水樽のかげ」)
沼辺では、主にキショウブやカキツバタの花が咲いていました。