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ツバメ舞う季節。梅雨の晴れ間の青空は、気持ちがいいですよね~♩
まだ水が見える田んぼの上に広がる青空。そして、山々と遊ぶ雲。
こんな風景を楽しめるのも、田舎暮らしの醍醐味です。
あ、この雲は「放射線雲」ですね。この雲、放射線状に広がっているように見えますが、じつは平行に並んでいるんですよ。長く続く線路の先がすぼまっているように見えるのと同じです。
どうして、そんなことを知っているのかって?
じゃーん! 『空の名前』(光琳社出版)に載っているんです。
空の写真図鑑のような本で、眺めているだけでも癒されるし、ちょっと変わった雲や空の色を見るたびに開けば、いろいろなことがわかって楽しいんです♩
出版社は違いますが『月の名前』(deco)という本もオススメです。
雲にも、たくさんの種類があるんですね。そして、季節や気候を表していたり、知るにつれおもしろくなります。
「雲」「水」「氷」「光」「風」「季節」と6つの章で様々な空の様子を紹介しています。
たとえばこの夕暮れの雲。調べれば、「巻雲」の一種の「ジェット雲」に似ています。
偏西風の中の強風帯をジェット気流といいます。季節によって強風帯の高さや風の強さは異なりますが、毎秒100メートルを超える強風が吹いていることもあります。このジェット気流に沿って現れる巻雲や巻層雲がジェット気流です。
こんなふうに、説明文が載っています。
またこちらは、「叢(むら)雲」と呼ばれる雲に似ています。
叢がり立つ雲で、源氏物語には「風騒ぎ 叢雲迷う 夕べにも」とあります。
などと様々な書物からの引用もあり、想像の翼を広げさせてくれます。
秋の空に広がる「鰯雲」ですね。
この雲が現れると鰯が大漁になるといわれます。巻積雲が現れるのは低気圧が近づく時ですから、鰯は天気の異変を予感して動きが活発になるのかもしれません。
こんな豆知識も、いっぱいです。
北杜市は、南アルプス連峰、八ヶ岳連峰に囲まれ、富士山も大きく見える地域なので、冬に山の上にできやすいという「レンズ雲」もけっこう見られます。八ヶ岳の右に浮かぶレンズのように平たい雲です。強風が吹く兆候とも言われています。
今年のゴールデンウイークには、「環水平アーク」も綺麗に見えました。
雲と遊ぶ富士山を望めば、気持ちもすっきりとして、何でもない暮らしが豊かになっていくように感じます。
いかがですか。
"北杜市"の都会では見られない空を眺めて、田舎での暮らしを身体じゅうで感じてみませんか。