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蓮が美しく咲く季節になりました。
今日は岡山市内の高松城趾にある歴史公園の「宗治蓮」をご紹介します。
備中高松城は戦国時代、羽柴秀吉の「水攻め」によって滅んでしまったお城です。
もともと、沼を掘りにして建てられていた高松城です。
城の周囲を堤防で囲まれ、梅雨で増水した足守川の水が流されたら
ひとたまりもありませんでした。
もともと、この沼には蓮があり、歴史公園として沼を復元したら
自然に蓮が生えてきたそうです。
四百年もの間、静かに土の中に眠っていた蓮の種が再び、地上で花を咲かせるなんてロマンチックですね。
かつて、お城の周囲いっぱいに咲いていた蓮が
令和の今年も咲き、私たちの目を楽しませてくれています。
駐車場に、こんな表示がありました。
秀吉の軍が作った堤防の高さと城の高さの対比がわかります。
蓮の花が咲くころは、同時に半夏生の群生も見られます。
名前の通り葉が半分白くなって化粧しているように見えます。
昨年は豪雨の影響で泥だらけの蓮池でしたが
今年は多くの蓮が咲いています。
住所 岡山市北区高松558-2
アクセス JR吉備線(桃太郎線)備中高松駅下車、徒歩10分