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目の霊山「油山寺」(静岡県袋井市)は眼病平癒のご利益で有名です!

hossie

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東京特派員

更新日
2019年7月14日
公開日
2019年7月14日
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こんにちは。「地球の歩き方」名古屋・愛知特派員ブログ担当のhossieです。

今回は目の病気(眼病)のご利益で知られる油山寺(静岡県袋井市)をご紹介いたします。

パソコンの酷使による目の疲れや痛みでお悩みの方は、全国に数多くいらっしゃると思います。また、白内障、緑内障、加齢黄斑変性など、加齢に伴う目の病気でお悩みの方も近年激増しています。

目の病気に悩んでいたのは、現代人だけではありません。本日ご紹介する油山寺は、今から約1300年前の701年に僧行基によって建てられたお寺ですが、「眼病平癒のご利益がある」として、孝謙天皇をはじめ、今川義元公や源頼朝公など、皇室・諸大名から厚い信仰を受け、境内には眼病平癒のお礼として寄進された建築物の数々が残っています。

油山寺は全国的に有名なお寺で、目の病に悩む人々が毎日数多くお参りに訪れています。

このページでは油山寺の見所についてご紹介致しますので、事前のチェック等にご活用ください。

なお、目の名医を掲載しているサイトのご紹介もしておきますので、併せてご活用ください。⇒ 眼科の名医リスト一覧(全国)

●山門手前の東側には御霊杉があります。この御霊杉は、弘法大師(空海)とゆかりのある霊木で、弘法大師が油山に滞在した際、病に苦しんでいた貧しい村民の子供を助けたところ、両親がお礼にと、夫が松の木、妻が杉の木で作った一膳の箸をお大師様に捧げたそうです。弘法大師が油山を旅立つ際、その箸を地に挿したところ、不思議と箸から芽が出て、幹が松の木、枝葉が杉の木という珍しい霊木になったと伝えられています。

●入口に構える山門は、万治2年(1659年)に井伊直好公によって建てられ、明治6年(1873年)の廃城令の際に城主であった太田備中守が眼病平癒のお礼として油山寺に寄進したものです。

●しばらく進むと案内板があります。右が祈祷所(札所)で左が本堂(薬師本堂)です。

本堂までは坂道を結構登らないといけないので、祈祷所へのお願いで済ませることも出来ますが、折角なので本堂に行くことにしました。

因みに孝謙天皇に眼病平癒のご利益をもたらした「るりの滝」は、本堂に行く途中にあります。

●「るりの滝」です。天平勝宝元年(749年)、孝謙天皇が眼の病気になられた際、油山の本尊である薬師如来に眼病平癒を祈願されました。

境内を流れる「るりの滝」に加持祈祷を行い、この霊水で眼を洗ったところ、病気が全快したと言われています。これにより油山は孝謙天皇より勅許を授かり、勅願寺となりました。

●瑠璃の滝の横にある東屋の天井に描かれている龍の天井画。見事です。

●山頂に静かに佇む三重塔。この塔は、源頼朝公が眼病全快のお礼として建立しました。

安土桃山期の三名塔の一つ(他の二つは、滋賀県の長命寺と京都府の宝積寺)に数えられ、国の重要文化財に指定されています。

●いよいよ本堂(薬師本堂)です。

堂内には、秘仏である本尊の薬師如来を納めた厨子と油山の守護神である軍善坊大権現をお祀りしています。

本堂は、三重塔と共に源頼朝公が寄進したものです。眼の守護や病の平癒、足腰の守護を願い、多くの人が訪れています。

●本堂には、眼病平癒や足腰の病気治癒を祈願する絵馬が沢山掛けられていました。

●本堂に上がらない方のために、祈祷所(札所)のご紹介もしておきます。

祈祷所横には宝生殿があり、見学(ご利益巡り)をすることが出来ます(有料:300円)。

宝生殿には、不動尊・十三仏のほか、数多くの文化財、寺宝が貯蔵されており、一見の価値ありです。

お時間のある方は是非拝観されることをお薦めします。

(参考)宝生殿のパンフレット①

(参考)宝生殿のパンフレット②

油山寺(ゆさんじ)

住所:静岡県袋井市村松1番地

電話:0538-42-3633、FAX:0538-42-4223

公式サイト:https://yusanji.jp/

(参考)眼科の名医リスト一覧:https://doctor-cancer.com/eye-dr-top.html

■交通

東名袋井インターより車で約15分

新東名森掛川インターより車で約20分

JR袋井駅より車で約10分

JR新幹線掛川駅より約20分

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