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七月半ばの永観堂。
雨に濡れた、もみじと苔が綺麗です。
紅葉の頃の永観堂さんは、連日沢山の人で賑わいますが、
今は静かな中に緑の世界が広がっています。
永観堂は、平安時代初期に建てられ 承暦時代の頃に(1077年頃)
永観律師が 住職となりました。
永観律師は 貧しい人や病気の人に慈悲の心で接し、徳を施し
多くの人から慕われました。
永観律師が亡くなった後、永観律師を慕う多くの人から
この寺院を、永観堂と呼ぶ様になり今日に到っています。
《3000本の青もみじの世界》
永観堂は、京都のもみじの名所中の名所です。境内には、約3000本のもみじがあり
初夏は彩り豊かな青もみじの世界が広がり、秋の日には一面の紅葉景色となります。
永観堂は、庭園の中を歩くだけでなく建物の中に入って、中から外の景色を見ることができます。
特に斜面に架けられた回廊は、まるで迷路のようで、階段を上がるごとに視点が変化し、
他では見られない青もみじの景色が見られます。
緑の中の「やすらぎ観音」様。
《言葉》
永観堂では、『今月の言葉』があります。
「願わないのに老い 望まないのに病む
これを越えるのが 佛の教え」
「人生の長旅には 二つの難所あり
第一は「分かれ道」 第二は「行きどまり」」
「近くして 見えがたきは 己が心」
「無意義な一千語よりも 有意義な一語が勝る」
「Thank you. 感 謝
I'm sorry. 懺 悔
I love you. 慈 心」
七月半ば、青もみじの永観堂でした。
《永観堂》
◎ 〒606-8445 京都市左京区永観堂町48
◎ JR京都駅から市バス5系統で「南禅寺永観堂道」下車、徒歩3分。
JR京都駅から市バス100系統で「東天王町」下車、徒歩8分。
◎ 拝観料 一般 600円 小・中・高生 400円
※永観堂『今月の言葉』を、お借りしています。