キーワードで検索
8月24日。
舟屋で有名な京都府与謝郡伊根町では、
関西ではラストとも言える「伊根花火大会」が行われました、
≪重要伝統的建造物群保存地区≫
京都市内から与謝郡伊根町までは、車で三時間程の距離です。
伊根はかつて映画「男はつらいよ寅次郎あじさいの恋」や、
NHKドラマ「ええにょぼ」でも舞台となりました。
伊根湾の沿岸には約230軒の「舟屋」が軒を連ねています。
伊根の町は、山が近く前は伊根湾。
舟屋は明治時代に集落に道路を敷いた際に、海側に舟置き場や蔵などを集積させたのが
現在の特長ある伊根の町並みのはじまりとされています。
周囲5キロメートルの湾に沿って舟屋が立ち並ぶ風景は、詩情浮かぶ景色で、
「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
夕景から夜景へと移る伊根湾。
花火の時を待ちました。
午後8時30分。
伊根湾海上から花火が打ち上がりました。
大きな音が伊根湾に響きます。
大輪の花火に浮かび上がる、舟屋の町並み。
この夜は、風もなく花火が水面に映っています。
次々に打ち上がる約1200発の花火。
関西で行われた花火大会は、七月後半から始まり、八月初めが多く、
8月24日の伊根の花火大会は、関西ではラストの花火大会かも知れません。
行く夏を見送る伊根の花火大会でした。