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ウィーンから気軽に行くことのできる場所としておすすめなのが、保養地として有名なBaden bei Wien(バーデン)です。ウィーン国立歌劇場の前のバス停から出ているバスに乗って、たったの40分。少し長めの1時間程の旅になりますが、風情のあるStraßenbahn(路面電車)も、同じくBaden行きが国立歌劇場の近くから出ています。こちらは路面電車。
Badenに到着! 市内にはいくつか停留所がありますが、一番便利なのがBaden Josefsplatz。ここからだと、すぐに市内観光できます。
まさにBaden(温泉)という名の通り、保養地として有名なBadenにはリハビリテーションセンターや、公共の温泉地もあり、到着するとほのかに硫黄の匂いが。市内はコンパクトで、半日もあれば歩いて見て回ることができます。小さな路地や公園もあり、人混みとは無縁の癒しの町です。これは霧がかかった朝方のHauptplatz(中央広場)。
中央広場にある老舗カフェ、Cafe Central。
小路地。
こちらは有名なBeethovenhaus(ベートーヴェンハウス)。1821年から1823年までベートーヴェンが住んでいた家が、そのまま資料館となっています。交響曲第9番の大部分を作曲した場所としても有名です。
町のカフェにはベートーヴェンにちなんだケーキも。
Badenには市街地から歩いて行けるホイリゲがあるので、お昼や夜に気軽にワインを飲みに行くことができますよ。私たちがいつも立ち寄るのはHeuriger Zierer。ハウスワインはいくつか賞も取っており、値段が安くてとても美味しいホイリゲです。
夏には広い中庭にたくさん席が出ていますが、秋頃からは暖かい木のぬくもりが感じられる店内での食事。
11時のオープン時に行くとまだ空いているので、予約をしていなくても座れることがほとんど。
ホイリゲには必ずこういったショーケースがあり、チーズやサラミ、ソーセージに色々なペーストが並んでいます。頼み方は、ショーケース内の品を見ながらお店の人に食べたい量を伝えるとお皿に盛り付けてくれます。料金は量り売りのシステム。ローストポークやシュニッツェル等の温かいメニューもあり。
まずは軽く、ライ麦と小麦粉をミックスしたパンと、ペーストの盛り合わせ。このペーストも全部量り売り。お勧めはグリーンの、パンプキンシードのペーストです。
こちらはSchwarzwurzel(シュバルツヴルツェル)、キクゴボウと言う野菜。煮た後にサワークリームやハーブで仕込まれており、食感が何とも言えず、たまらなく美味しいんです。
10月半ばから11月にかけてオーストリアでは聖マルティヌスの日にちなんでGansl(ガンズル)ガチョウのローストが数多くのレストランで出されます。この日ホイリゲでも既に用意されていました。
付け合わせには紫キャベツとモチモチのじゃがいものお団子。香ばしくて美味しい!この季節にウィーンにお越しの際は、是非お勧めの一品です。
ホイリゲの営業日は、大体一ヶ月間毎日営業した後、一ヶ月はお休みとなっていることが多いので、スケジュールは前もって調べることをお勧めします。Ziererの営業日の詳細についてはこちら。
Badenはアートの町でもあり、町中の色々な場所で写真や絵画が展示されています。
Doblhoffpark(ドーブルホフ公園)の中にも。
こちらはDoblhoffparkのローズガーデン。数え切れない種類のバラが植えられています。
Badenには、時間を忘れさせてくれる公園、Kurpark(クアパーク)もあり、散歩には最適な場所です。
Kurparkにあるカジノ。
Josefsplatzにはチケットセンターもあるので、便利です。ウィーンからすぐの魅力的な町、Badenをお見逃しなく!