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10月後半になっても最高気温が15℃を上回り、
まだ小春日和の穏やかな日がちらほら見られる札幌です。
その札幌中心部から車で30分ほど西へ行ったところにある手稲山。
日本で初めてスキーヒュッテが置かれ、1972年の冬季オリンピック会場としても知られ、
冬期はスキー場「テイネハイランド」(冬期のみ営業)等として多くの人が訪れます。
今回は、テイネハイランド駐車場付近までの道すがらの
秋から冬へ移っていく北海道らしい自然の風景をご紹介します。
国道5号線からテイネハイランド方面へ向かう自動車道路。
住宅街を抜けると森の中へ入っていきます。
陽当たり具合で紅葉の進み具合が異なります。
上っていくに連れて少しずつ冷えていきますが、
道中は黄葉した葉が少しずつ散り始めている頃。
針葉樹とのコントラストが美しい白樺の黄金色。
10月に入ると急速に太陽の高さが低くなっていくのが感じられ、
午後になると間もなく光の色が黄色に。
同時に日の入りも早くなっています。
それでもまだ手稲山界隈に残る紅葉を楽しんでいましたが…
テイネハイランドの駐車場付近までくると、
葉の量がかなり減ってきていました。
すると青空にくっきりと白樺の美しい枝ぶりが現れています。
さらに標高が高いところを見ると、すっかり冬支度したような
白樺の白い幹が浮かび上がっていました。
再び道を下っていると、途中、夏・秋・冬色のようなグラデーションに遭遇。
そして旧5号線から車で5分ほどのところにある「手稲橋」。
森の向こうには石狩湾や風車が見えます。
舗装された自動車道路なので歩くこともでき、
登山・ハイキング帰りの人や自転車トレーニングをしている人などともすれ違いますが、
住宅街からはかなり距離があり、歩く際にはクマよけの鈴などが必要なので、
車での移動をお勧めします。
途中、時折車を降りてみると、清々しい森の香り(土の香り?)がします。
手稲橋からの眺望は特に美しく、比較的短時間でのドライブで
自然の雰囲気を味わいたいときにお勧めです。
なお、山間で暗くなるのが早く、日の入り時刻より早めに行動してください。
【手稲橋】
札幌市手稲区手稲本町
アクセス
・札幌中心部より車で約30分