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12月に入り、今年も残すところあと1ヵ月となりましたね。ウィーンでは各地でクリスマスマーケットが開催されていて、多少雨が降っても冷たい北風が吹いても、毎日たくさんの人がGlühwein(グリューワイン=ホットワイン)を片手に立ち話をしながらクリスマスの訪れを楽しんでいます。
ガイドブックやインターネットでも、外せないスポットとして紹介されているのはお馴染みウィーン市庁舎前、一年中観光客でにぎわうシェーンブルン宮殿のマーケット。でもウィーンには、大小合わせて10以上ものクリスマスマーケットが開催されているので、目玉スポットから離れた少しマイナーなマーケットに行ってみることもおすすめします。
今回紹介するのはウィーン3区にあるベルヴェデーレ宮殿のクリスマスマーケット。中心部からも簡単にアクセスすることができます。
入り口を抜けると、宮殿の前にはスタンドが。平日の夕方早い時間だと、まだ空いています。
ベルヴェデーレ宮殿のマーケットでは、お菓子やホットスナック、ハンドメイドの工芸品やアクセサリー、ほかにもワインや蜂蜜等オーストリアの特産品が売られています。店の数は市庁舎前やシェーンブルン宮殿のクリスマスマーケットに比べると少ないですが、それでも見応えがあります。何よりこのふたつの大きなマーケットほど混雑することがないので快適に過ごせるのがポイント。
まずは身体を温めるために、ホットワインをゲット! ワインと香辛料を温めたスタンダードなものから、アップルシナモン味やベリーのプンシュも。アルコールフリーもあります。
毎年変わるオリジナルのカップは、デポジット制で持ち帰りも可能。今年は可愛い長靴型です。
クリスマスといえば、お馴染みのレープクーヘン。
中にはフランス人がオープンしているスタンドも。ここではホットワインはもちろん、温めたチーズをパンやジャガイモに絡めて食べるラクレットや、もっちり生地のフレンチクレープも味わえますよ。
小腹が空いたらホットスナックもおすすめ。目の前でグリルされている熱々のソーセージは、パンと一緒に頼むことができます。
ホットドッグは結構なサイズ。
中でもおすすめは、ローストされたナッツの店。
定番は砂糖だけのローストアーモンドですが、クルミやピスタチオ等たくさんの種類があるので、色々買って試すのがベスト。
ココア味のアーモンドは特におすすめ。まだほんのりと温かいです。
こちらはマカダミアナッツ。
ハンドメイド製品も充実しています。クリスマスデコレーションは、お土産にも最適。
中には、子どもたちが楽しめるこんな乗り物も。
日が沈み出すとライトアップされ、いよいよイルミネーションが輝き出します。
荘厳なバロック様式の宮殿も、夕方になるとイルミネーションが美しく一気にクリスマスモードに。
特に雪の中の宮殿は抜群の雰囲気。池の上にもかわいく飾り付けされているので、ホットワインを飲みながら、周りをのんびりと散歩して宮殿を眺めるものいいですよ。
12月に入り一気に冷えだしたウィーン。長年住んでも慣れない寒さに身震いしてしまいますが、オーストリア人曰く、「これこそがクリスマスマーケットにピッタリの気温よ!」
お出かけの際は、十分防寒対策をして、温かいグリューワインと香ばしいローストアーモンドでクリスマスの醍醐味を味わってくださいね!