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「椿山」で鹿に遭遇 ~備前市閑谷~

mami

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岡山特派員

更新日
2019年12月24日
公開日
2019年12月24日
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旧閑谷学校の東隣には守護の願いが込められた椿山があります。

椿山という名にふさわしく、高さ4㍍はあろうかという高木のヤブ椿が約400本が

隧道のように整然と一本の道を作って植えられています。

神々しい雰囲気の椿が咲きはじめるのは来月からです。

この奥には池田光政が没した後に津田永忠が作った塚があり

光政の髪や爪、歯などが納められた供養塚「御納所」もあります。

夕陽が傾きはじめると、どこからともなく

カサカサという音がするので素早く、その方行を見つめると

ぴょんぴょんと跳ねる二頭の鹿がいました。

まるで、撮ってと言わんばかりに一頭ずつ、階段の上で一瞬、止まるので

とっさにパチリ。

思いがけない遭遇でした。

鳴き声をひと声残して、山上に登っていきました。

同じ備前市の日生町には鹿居島(かくいじま)という島があり

本土に向けて泳ぐ姿も見られるといいます。

そして、ここからは訪れた季節が違うのですが

閑谷学校を現存する姿に完成させるとともに

備前各地で多くの土木事業を完成させた偉大な人物です。

津田永忠の旧宅跡があり、さらに500㍍ほど歩くと

趣きのある建物が見えてきました。

ここは黄葉亭(こうようてい)と呼ばれる茶室で

生徒から儒者、文人までが茶を楽しんだ憩いの場です。

頼山陽や菅茶山などもここに迎え親交をはかったとか。

川岸に建てられ風情のある景色を眺めながら

漢詩を読んだりお茶を点てたりしていたのでしょうか。

4回続きました旧閑谷学校の

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