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明けましておめでとうございます。
旧年中はたいへんお世話になりました。
本年も変わらぬご愛顧をどうぞ宜しくお願いします。
今年最初の投稿は、300年の歴史を持つ奥上州の隠れ宿で、浅間隠温泉郷のひとつである鳩の湯温泉 三鳩楼です。
その昔、鳩が湧き出る湯で傷を癒していたことから鳩の湯と名付けられ、寛政年間より湯治宿として親しまれてきました。
そして驚くべきは、300年以上も経過してきたのに、今でも約42度の源泉が、昔と変わらず沸き続けている事だと主人は話してくれた。
撮影桐生特派員加藤(承諾済)
浅間隠温泉郷への道標
お正月なので門松が飾ってありました。
それと、レトロな郵便ポストが出迎えてくれます。
宿の玄関です。
このキャッチフレーズがいい!
ホールの歴史を感じる風景
客室は味わいのある木と漆喰壁の部屋。
歴史の香りと温もりを感じる!
障子紙がパリッとしていて気持ちいい!
お風呂に向かう廊下はこんな感じ〜
途中にある洒落た窓と掛け軸
男子露天風呂
さぁ〜ひと風呂浴びてきますネェ〜
内湯の風呂は、檜の板で蓋がしてあります。
これは、江戸時代(寛保年間1741年)より温泉効果・檜の効果を大切に、現代まで伝えてきた歴史ある習慣だそうです。
きっと江戸時代の武士達も、檜の蓋を開け閉めして入っていたのだろうネェ〜。
いい湯だなぁ〜ハハハン♪
色も温度もいいじゃなぁい〜
何度も出たり入ったりしてポッカポカになっちゃいました。
効能 痔疾・神経痛に特に効く
又胃腸病・婦人病・その他冷えによる病
泉質 炭酸泉で天候により透明、不透明に変わる。
夜遅くに入っていたら、宿のご主人と一緒になり色々な話をしました。
昔は、混浴で今の湯船とは違う場所にあったそうだとか。
300年前と源泉温度が変わっていなくて、自身も驚き感謝しているなど。
それと私ごとになるけれど、何十年も前から鳩の湯を知っていたという話。
高校生だった私にバイト先のマスターは、「加藤〜鳩の湯へ連れて行こうか?」って誘ってくれましたが、あいにく学校があり行けませんでした。
そんな記憶をずっと忘れていたのですが、正月にのんびり出来る宿はないかと探していたらあったのです。
「鳩の湯三鳩楼」あっ、これだと即予約しました。
親父のようだったマスターはもうこの世にはいませんが、この湯に浸かって思い出していますと…..
走馬燈のように青春期が回ります。
あぁ〜なんか、心まであったまってきました。
さぁ〜これからは夕飯の写真です。
素朴ですが手作り感満載の料理の数々。和テイストの優しい味がうれしいです。
このけんちん汁は最高!
アッアツで根菜たっぷりのおふくろの味。ほんとは、おかわりしたかったけど、そんなのないヨネェ〜。
帳場の脇にある年季の入った柱時計!
源泉掛け流し!
ごはんがおいしい〜。艶々のピッカピカ〜。
通常は、お茶碗半分なのにこの日の朝ごはんは、3杯おかわりしました!
あぁ〜良かったぁ〜。心も体も癒されました。
長閑で鄙びて「ボケ〜ッと」休めるひととき。せわしい現実から偶には逃避。
いいヨ! みなさんも是非来てネ。
それではご機嫌よう♪
■鳩の湯温泉 三鳩楼(Sankyuro)
住所 〒377-0933 群馬県吾妻郡東吾妻町大字本宿3314
TEL 0279-69-2421