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昨日20日パリ市内ホテル「ザ・ペニンシュラ パリ」で、長崎県の魅力をアピールするイベントがフランスの各界関係者を集めて開かれました。
催しには、日本から長崎県の中村法道知事はじめ、県議会議長、長崎市議会議長、長崎市副市長らが訪れ、長崎県の観光資源、文化財、食、2018年にユネスコ世界遺産登録され1周年を迎えた「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」など、長崎の魅力を来場者に伝えました。長崎県が行ったノートルダム大聖堂修復支援募金について、ノートルダム財団事務局のジャン・ミシェル・マンジョ氏から長崎県に謝辞も贈られました。
当日の会場は多くの招待客が集まりました。マリア観音の掛け軸など、長崎の隠れキリシタンの歴史を伝える資料などが陳列され、多くの招待客は興味深そうにそれら文化財を鑑賞していました。
イベントでは、まず長崎県の観光資源をスクリーンに映し出しながら順に説明。五島列島など島嶼部も紹介され、自然と文化があふれる長崎県の様子を、来場者は興味深く聞いていました。
観光紹介の後は、中村知事の挨拶、ノートルダム財団事務局マンジョ氏の謝辞、鏡開きなどが行われました。長崎とキリスト教文化、フランスは浅からぬ縁があり、隠れキリシタンの潜伏期が終わりを迎える歴史的背景には、プティジャン神父、ド・ロ神父、マルマン神父などフランス宣教師との関わりがあるそうです。
▲壇上で握手する中村知事とマンジョ氏
セレモニーが終わった後は、会場内で長崎ちゃんぽん、五島うどん、カステラ、日本茶、日本酒など長崎県産品が振る舞われ、来場したフランス人は舌鼓を打っていました。
▲長崎ちゃんぽん
▲五島うどん
▲長崎県の日本酒
会場中央の舞台では、長崎県大村市出身の作曲家・東敬史さんのが作った『黒島讃歌』『さざんか』という長崎の曲を、歌手の唐澤まゆ子さんとピアニストの石橋真由子さんが披露しました。
今回の催しをきっかけにして、長崎県に興味を持つフランス人が、さらに増えていくといいですね。