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Tere! (エストニア語で、こんにちはの意)
今回はタリン市内の話ではなく、タリンから1日がかりでバルト三国一高い山に登ってきた話をご報告したいと思います(夏の話です)。
その高い山とは『地球の歩き方 A30 バルトの国々 2019~2020 エストニア ラトヴィア リトアニア』p.106に載っている「スールムナマギ」のことです。
Suur Munamägiというのは、エストニア語で、大きな卵の山という意味です。
Suur=大きい、Muna=卵、mägi=山です。
麓のレストランには、山の名前を連想させるような、卵の形をした卓球台がありました。
あれ?なんだか片方が不利に感じる…?でもまさかね、エストニアの卓球台に限ってそんなバカな、なんてことを思いつつ、これからの山登りに備えて卓球は諦め、しっかりと食べ、追加の非常食も買いました。何があるかわかりませんからね。海外の山、しかもバルト三国一高い山に現地ガイドもつけずに登るわけですから。
時間の猶予がなかったので、トイレを済ませて、さっそくスタート!登山口までは階段があり、写真のような展望台があったのですが、登山口がどうしても見つからず早々にギブアップ!恥をしのんで、登山口を尋ねることになりました。すると……
するとなんと「ここが頂上ですよ」とのこと!
「えっ!!!!!!! えーーーーーーーーっ!?」と、つい声に出して驚いてしまったのですが、よくよく考えてみれば、山の麓に展望台があってどうする。展望台は頂上にあってなんぼのもの。
でももうあまりの山の低さにびっくりしてしまいました。びっくりついでにコーヒーを飲んで一服(山頂にもカフェがありますのでどうぞお楽しみください)。
帰り道に、中腹あたりで確認してみたら、山頂と麓の両方が見えたほどです。すれ違ったエストニア人ご家族はバギーに赤ちゃんを乗せているじゃあありませんか!!!
「もうこれは山じゃないでしょ!!!」と思っていたら、
展望台の営業案内のところにSuure Munamäe vaatetornと書いてありました。
Suure=大きい、Muna=卵、mäe=丘、vaatetorn=展望台です。
丘なんじゃん!!!
というわけで、今回は標高318メートル(標高の定義についてはウィキペディアなどで確認ください)、バルト三国一高い山についてご報告させていただきました。
こんなふうに書いてしまいましたが、展望台からの眺めはすばらしかったので、もしよかったらぜひ足を運んでみてください。
よい旅を。あなただけの旅を。