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町一番のバゲットを食す!パリのブーランジェリー

HIROMI

HIROMI

東京特派員

更新日
2020年3月5日
公開日
2020年3月5日
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Bonjour こんにちは!

今年もまた、バゲットコンクールの時期がやってきました。

毎年この時期になると市民も応募して、抽選に当たればコンクール審査員になることができます。

パリ市内約300のブーランジェリーがこぞって参加します。

数あるコンクールのなかでも特に重要な理由は、1位になるとその年1年間、首相官邸、エリゼ宮で食されるからです!

つまり1位のパン屋さんのバゲットを食べるということは首相と同じものを食べるということですね。

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〈審査のポイントは5つ〉

・焼き加減

・味

・中身

・匂い

・見た目

カリッと焼き上がっているか、気泡は十分にあるか、中はもっちりしているか、小麦の香りがしているかがポイントとなります。

2020年3月5日のコンクール審査にはパリのパン協会会長やフランス料理学校の校長、前年の優勝者が審査にあたり、10位までを決定します。

このバゲットには、55から70cm、250から300g、小麦1kgあたりに使う塩の量など厳しい基準が掲げられています。

パリはどこのパン屋さんでも瞠目するほどおいしいのですが、なかでも15区はパン屋さん激戦区。

どのパン屋さんにもコンクール受賞の小麦マークが掲げられています。

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本日ご紹介するのはパリのあらゆるパン屋さんのバゲットを食べた結果私が一番だと強くおすすめするお店、メゾンピシャールMaison Pichardのバゲット。

こちらはバゲットだけでなく、クロワッサンもヴィエノワズリーもガトーもすべて絶品。はずれはありません。

▲クロワッサンも何度も受賞歴あり!

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いつでも行列ができていて手練れの店員さんがテキパキとさばいていきます。

ちなみにバゲット(日本ではフランスパンとも呼ばれています)には2種類あります。

・Une baguette

・Une baguette tradition

トラディションとは1993年に首相エドゥアール・バラデュール、Édouard Balladurが発令し、定めたまだ歴史の浅い呼び名です。

何が違うのかというと、トラディションは冷凍生地を使っておらず、その店で焼いたもの、かつ添加物が入っていないバゲットを指します。

そのため普通のバゲットよりいくらか値がはります(といっても10サンチームほどです)。

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食感はトラディションのほうが固めで噛むとバリっとしており、普通のバゲットの方が若干もっちりふんわりしています。

パン屋さんではふたつとも置いてあることが多いです。

MONOPRIXやスーパーでもバゲットを置いていますが、それらはもちろんトラディションではありませんよ!

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皮が少々硬めで香りがすばらしく、買って家に着くまでに絶対味見してしまいます。

道ゆくパリジャンたちの手にしているバゲットは先っぽがなくなっていることがほとんど。焼き立てを渡されたらたまりませんよね。

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このトラディションは1本€1.15です。

ぜひ一度はご賞味ください!

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■メゾンピシャール La Maison Picard

・住所: 88 Rue Cambronne, 75015 Paris, France

・アクセス: メトロ12番線Vaugirard駅徒歩3分、8番線Commerce駅徒歩8分

・営業時間: 水曜から土曜の7:00〜13:30、16:00〜20:00、日曜は7:00〜13:30

・定休日: 月曜、火曜、祝日

※そのほか夏のバカンスで7月末から8月末、スキーバカンスで2月もお休み

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なお息子さんのお店がパリ市内5区にあります。

こちらも数々の受賞歴あり。

■メゾンイザベル La Maison d'Isabelle

・住所: 47ter Boulevard Saint-Germain, 75005 Paris, France

・アクセス: メトロ10番線Maubert – Mutualité駅目の前

・営業時間: 火曜から日曜は6:00〜20:30(昼休憩なし)

・定休日: 月曜、祝日

※バカンスあり

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それではまた、 à bientôt!

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