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こんにちは~。岡山特派員のmamiです。
新型コロナウイルスの影響で岡山県内の春祭りや音楽祭など、ほとんどのイベントが中止になり取材先に苦慮し、前回から、4年間住んでいた鳥取県の温泉と松葉ガニをご紹介しています。
温泉からあがると辺りもすっかり暗くなり、ロビー前面に広がる「日本庭園」も雪あかりと館内の照明で浮き立って見えます。
庭園を囲むように建物が配置されているので、見る位置によって趣の異なる庭園の眺めを楽しむことができます。
粉砂糖のような雪景色の風情あるお庭が見られたのはラッキーかも。
初夏にはホタルも見られると聞きました。
個室料亭「宵待茶屋」へ向かう廊下です。
ここは廊下も畳敷きなので気持ちがよく、左右が庭園に挟まれているので情緒があります。
重森官途作庭の石庭です。父親の重森三玲氏は日本を代表する昭和の作庭家です。
重森三玲は岡山県出身で、京都の東福寺の方丈庭園が有名ですよね。
雪で白砂が見えないのがちょっと残念かな。
料亭の個室の前にも小さなお庭があり、贅沢な造りになっています。
建物の意匠が楽しめるのもこの料亭の魅力でしょう。
お部屋の広さは20畳近くもあり、4人で食事をするには、十分過ぎる広さです。
テーブルにはすでに前菜が並んでいます。
本日のお料理です。
今が旬の蟹を使った【活松葉蟹会席】を堪能します。♡
先付の香箱かにを前にして、鳥取特産の梨のワインで乾杯です。
スッキリとしておいしいワイン。
小さいながらもギュッと旨味がつまっている香箱かには大好きです。
お造りは「松葉がにのあらいと他三種」
お花も食用だったので「松葉がに」と書かれたものも食べられるのかと聞いてみたら、これが「タグ」というものでした。
ブランドタグつきの松葉がにがひとり1枚ついているそうです。
余談ですが、鳥取では蟹の数え方を1匹や1杯ではなく、1枚、2枚と数えるそうです。
タグつきの蟹は市場で2万円ほどのお値段がついているのを見たことがあります。
生前のお姿を拝みたかったわ~。
お次は「活松葉の炭火焼き」です。
温めたかに味噌をつけながらいただきますが。殻の中には身がぎっしりと詰まり食べ応え抜群!
これ、贅沢の極みだと思います。
飲み物もビールや地酒で堪能していましたが、リストの中に梨のスパークリングワインを見つけボトルで頼んでみました。
飲みやすくて香りも芳醇で、お土産に買って帰ればよかったとあとで後悔しました。
かにの天婦羅。
これは"活かに"ではないそうですが、文句なくおいしいです。
かにの身が入った茶碗蒸し。上品なお味でした。
活松葉のしゃぶしゃぶ~♡
このあたりになるとお腹もいっぱいになり
「天ぷらと茶碗蒸しはなくてもよかったね~」なんて、勝手な話をしています。
私は炭火焼きが気に入ったので、かに半分は焼いて食べました。♡
味わい深いお料理を堪能した後は〆の雑炊。
仲居さんったら、ひとり分のお鍋にご飯を2合もいれるので
「こんなの4人前も作っても、絶対に残すから2人前にして~。」
と、2人前にしてもらったけど、それでも残りました。
デザートは杏仁豆腐と小さなケーキ。
和の落ち着いた空間でおいしくいただいたお食事。
このお部屋からも庭園が眺められたら、なおよかったんだけどなあ。