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こんにちは。「地球の歩き方」名古屋・愛知特派員ブログ担当のhossieです。
今回は、学業成就の神様として有名な上野天満宮(名古屋市千種区)をご紹介いたします。
上野天満宮には学問の神様として知られる菅原道真公が祀られていますが、菅原道真公といえば、福岡の太宰府天満宮を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
道真公は、藤原氏の策略によって大宰府に左遷させられましたが、無実の罪を背負い京都から追いやられた天才学者の無念を償うため、道真公の墓所の上に作られたのが太宰府天満宮です。
その後、同様に京都を追われて名古屋市千種区清明山に移り住んだ陰陽学者の安倍晴明一族が、自らの境遇と重ねて上野天満宮を建て、道真公を手厚くお祀りしたといわれています。
そのご利益もあってか、安倍一族は陰陽師としての政治への影響力に目をつけた徳川家康の命により、見事に京都への返り咲きを果たします。
話を戻しますが、学問の神様の菅原道真公を祀った上野天満宮には、毎年受験シーズンになると多くの参拝者が合格祈願に訪れます。
名古屋といえば、映画化された『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(いわゆるビリギャル)の主人公の出身地として知られていますが、実は上野天満宮はビリギャルのロケ地にもなっています。
このブログをご覧になった受験生の皆さんが、菅原道真公とビリギャルのご利益?にあやかって、見事合格となるよう心より祈念しています。
なお、ビリギャルよりも凄い大逆転劇を記載した体験談「偏差値31のビリ男子学生が早稲田大学法学部に合格した話」(実は筆者の体験談です)も併せてご紹介しておきますので、ご興味のある方はご覧ください。
※Webサイト内の画像および文章については、すべて上野天満宮の許可を得た上で掲載しています。
●上野天満宮(名古屋天神)の入口です。右手に駐車場があります。
●入口付近にある木の札です。上野天満宮には「菅原道真公・伊弉冉命・木花咲耶姫命」の3柱が祀られています。
●道真公は丑年生まれ。ご遺体を墓場へ引く牛が伏せて動かなくなり、道真公のご意志と解釈して埋葬された場所が太宰府天満宮となった由緒から、牛は天神様のお使いとされています。境内には石製と銅製のふたつの「撫で石」があり、牛の頭を撫でながら願掛けをするとご利益があるといわれています。
こちらは銅の牛です。
●こちらは石の牛。道真公のミニ人形(天神みくじの天神くん)で囲まれています。
●本殿です。境内には学業成就を願う絵馬がところ狭しと掛けられています。
●道真公といえば梅。梅の花をこよなく愛した道真公のために梅が植えられています。道真公が詠んだ「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ」の歌は皆さんもご存知かと思います。
●合格祈願水なる自販機もありました。ちなみにお値段は1本200円(500ml)です。
●お守りは学業成就のほか、縁結びや厄除け、安産などたくさんの種類がありました。
●ビリギャルのロケ時に撮影した写真が飾られていました。主演の有村架純さんと伊藤淳史さんが写っていました。
■上野天満宮
・住所: 愛知県名古屋市千種区赤坂町4丁目89番地
・電話: 052-711-6610
・祈祷受付時間: 午前9:00〜16:00(予約不要・年中無休)
※神事・祭典の時は一般ご祈祷を行えないこともあります。詳しくはお問合わせください
・社務所: 9:00〜17:00(年中無休)
〈アクセス〉
・電車でお越しの方⇒名古屋市営地下鉄名城線の「砂田橋駅」から南へ800m(徒歩約10分)、天満通1丁目バス停付近を東へ30m
・バスでお越しの方⇒名古屋市営 基幹バス2系統「谷口」下車、南東へ400m(徒歩約5分)
・車・バイクでお越しの方⇒名古屋高速2号東山線「春岡インター」より、北東へ約2.5km(参拝駐車場 40台)
※年末年始・受験シーズンの参拝は近隣道路を含めたいへんな混雑が予想されますので、できる限り公共交通機関をご利用ください。