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番外編)「治安が良い」について考えてみる

Chisato

Chisato

エストニア特派員

更新日
2020年4月17日
公開日
2020年4月17日
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Tere!(エストニア語で「こんにちは」の意)

今は新型コロナウイルスの沈静化をはかるため、誰もが外出1つままならない状況ですが、コロナ終息の暁にはエストニアにぜひお越しいただきたく、今回は番外編として「治安」をテーマに書きたいと思います。

治安とは何か、治安の良さとは何か。端的に言えば、治安は、社会における身の安全のことだと思います。そして、海外旅行においての治安の良さとは、身の安全が守られた状態で希望通りの旅行ができること。テロの危険が少なく、スリなどの犯罪に遭う可能性が低いことを意味すると思います。

今回もう一踏み込みして考えてみたのですが、治安の良さとは「自分が相手を信じるよりも先に、相手が自分を信じてくれる状況のこと」を指すのではないでしょうか。

「相手が自分を(いい人だとor一生懸命やっていると)信じてくれている」状況は、当然のことながら旅をより良いものとしてくれるでしょう。

海外生活ともなれば、治安の良さは精神面に絶大な影響をもたらします。

私はしょっちゅう「(見ず知らずの私をこんなに大切にしてくれるなんて)悪いことはできないな」とエストニアで思っています(←悪いことを画策しているわけではないのですが)。道を譲ってもらったり、重たい扉を私の代わりに開けてくれたり、レジで有料の袋をなぜか無料でくれたり、バスで隣の席の人からチョコをもらえたり、バスの乗り換えを手伝ってもらったり・・・もう本当にすみませんありがとうございますの毎日です。そんな親切を受けた後はなんとなく、落ちているゴミを拾って捨てたり、見知らぬご高齢の方に声をかけ、代わりに荷物を運んだり、ついつい、ついつい、私に親切にしてくれた人をがっかりさせないような行動を取ってしまいます(そんなことを自ら言うくらいなので大したことはしておりませんが)。

私のしていることは本当に微々たるものですが、それでも少なくともしっかりと治安の良さにつながっていると思います。不思議なものだなと思います。

少し話は飛んでしまいますが、「日本から離れて海外で暮らしたい!」とおっしゃっている方々の中には「今よりたくさんの収入を得たい!」「新しいことをしたい!」だから「景気のいい国に行きたい!」とおっしゃる方が多いようですが、治安のいい国も考慮してみてはいかがでしょうか?相手が自分を信じてくれるところに住むと、自分の新しい面を自然と引き出してもらえて、そのことが新しい仕事につながって行くと思うのです。もし生まれ変わったかのように新しい生活をしてみたかったら、治安の良さをチェック項目に加えてみてはどうかと思うのです。

話を戻しまして、旅に出られる方も、観たいものを観るために旅に出られるかと思いますが、結局は人との出会い以上のことはないことを既にご存知なのではないでしょうか。なので、コロナ終息の暁にはエストニア、いかがでしょうか。

いつなんどき何があるかわからないので、私も気を引き締めて暮らしておりますが、コロナ禍になってもやはりエストニアの人たちは治安を維持していると敬服し、今回治安について書かせていただきました。

ではまた♪

(写真は以前撮ったものです。加工しておりません。)

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