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こんにちは。岡山特派員のmamiです。
緊急事態宣言が全国的に2020年5月末まで延長されましたが、岡山県内は5月7日から外出自粛要請が緩和されました。自粛が続いているのは、県境を越えた移動、クラスター発生の恐れがある施設への出入りなどです。
今回は緩和されたとはいえ、まだウロウロできる雰囲気でもないので過去の写真をもとに鏡野町上齋原地区をご紹介したいと思います。
鳥取県境に位置する上齋原地区は、大半が山林に占められた地域です。
まずは森林公園へ行ってみましょう。駐車場から桜並木を通り抜けると入口に到着です。
入口付近に管理棟があるので、そこで散策マップを手に入れます。マップを頼りに1000m超級の尾根歩きも楽しめますよ。
ここは標高が高いのでGWでも桜が咲いていることがあります。遊歩道を歩いていくと「からまつ園地」があります。カラマツの新緑が青空に映えてきれいです! 県内でカラマツが見られるのはここだけじゃないかな?
県南の赤松などと比べると松葉が繊細でかわいらしいです。
渓流沿いの湿地にはミズバショウが見られます。ミズバショウの写真を撮っていたらうしろから
「ほうれん草だー!」
という、はしゃいだ声にビックリして振り返ったら、意外にも大人の女性の方で、二度ビックリ!
花がついてなかったら、ほうれん草に見えなくもないかな?
岡山で見られるのは珍しい「大山桜」が公園内にあり、GWに見頃となります。ただ、この年は桜の開花が早く散ったあとだったのが残念でした。
これ、なんだと思いますか? カナクソといいます。
中国山地は古くから鉄の生産が盛んでした。
周辺には砂鉄をとるため土砂を流した水路や積の跡が見られます。
「たたら跡」はずいぶん昔のものなのに周囲には今でもカナクソが転がっているのが不思議でした。まるで、時代に取り残されているようです。
山影では、まだ雪が残っていました。
渓流をのぞくと魚が。ひらめ(あまご)かな? 鉄分を含んだ水なので少し赤みがかった水の色です。
渓流を遡って歩くと「熊押し滝」という滝があります。
川床の落差で小さな滝がいくつもでき上がっています。
小さいながらも数があり、雪解けの時期でもあり水量も多く迫力がありました。
この小さな滝、ひとつでいいから庭にあったらいいのになあ。
園内は334ヘクタール、標高840~1100mの山地なので、山歩きを楽しんでいると1日があっという間に過ぎてしまいます。
その時は行けませんでしたが、熊押し滝入口から登山道を県境まで登ると「もみじ滝」もあります。「もみじ滝」と名がつくほどなので、秋に行くとすばしいのでは?と思います。
・住所: 〒708-0601 岡山県苫田郡鏡野町上齋原332-8
・電話番号: 0868-52-0928(森林公園管理センター)
・営業時間: 4月中旬(雪解け)~11月末まで開園
・駐車場: 普通車90台
・アクセス(車): 中国自動車道院庄ICから約50分