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春の味覚を味わおう!フランスのいちご10選

HIROMI

HIROMI

東京特派員

更新日
2020年5月23日
公開日
2020年5月23日
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Bonjour こんにちは!

春になると市場や八百屋さんの店先に苺がたくさん並びます。

日本のいちごも有名ですが、フランスやベルギーの苺もとっても甘くておいしいんですよ!

八百屋さんや市場ではいちごではなく種類名で記されています。

どれがどうおいしいのやら選ぶのは難しく悩んだことはありませんか?

そこでフランスで人気のあるいちごトップ10をご紹介します!

●Gariguette

一番手に入りやすいのはこちら。小粒で長細いかたちをしています。

甘い中に少し酸味があり、生でもサラダにしてもおいしいです。

デザートに使うならタルトがおすすめ。

フランス全土で栽培されていますがベルギー産も多く流通しています。

5月から6月によくみられます。

●Charlotte

とても赤く、三角形のまさにいちごらしい姿が特徴。

つやつやして見るからにおいしそうなのでつい手にとってしまいます。

やわらかく、甘みが強いため生クリームと一緒に食べると至福です。

スーパーでも手に入る crème chantilly を合わせるとよりおいしいです。

ほかのものより日持ちするのでケーキに使ってもいいです。

ロワール地方やフランス南西部が主産地です。

●Mara des bois

まん丸でとっても赤いいちご。ほかの種類に比べ、少しお高めです。

甘いのでそのまま食べておいしいいちごですが、足が早いため、買ったらその日にいただきましょう。

香りがとってもいいのもこのいちごならでは。残ってしまったら煮詰めてジャムにするのも手です。

●Magnum

昔からある種類です。小粒で木苺のような見た目。

ほかの種類に比べ旬は5月末から7月とだいぶ遅め。

日持ちもするのでさまざまな料理に使うことができます。

〜初夏のいちごおすすめレシピ〜

いちごとチーズのさっぱりサラダ

用意するのはいちご 500g

刻んだミント

Bocconcini(小さいサイズのモッツァレラチーズ)

これらを混ぜたものにピンク胡椒とメープルシロップ、氷とレモン果汁を合わせたものをかけるだけ!

フランスでは7月までいちごが手に入るため、いちごの酸味とミントが暑い夏にぴったりです。

●Maestro

とても大きいのが特徴的。Charlotte の3倍近いサイズです。

ジャムやコンポート、ソルベにも向いています。

(豆)ジャム confitures はもともと confire 保存、の意味があり、砂糖をふんだんに使ったもの。コンポート comporte は果物の実がごろごろ入ったもの。どちらも砂糖と果物からできていますが作り方も使い方も違います。コンポートは煮る時間は10分から20分とだいぶ短いのです。そのため日持ちはジャムより短いのでお気をつけて!

スーパーで売られているボンヌママンシリーズのコンポート。冷蔵の棚で見つけられます。

●Mariguette

Gariguette とMara des boisをかけ合わせたもので、旬はなんと5月から10月まで。

大きく長細い形をしていて、日持ちもします。

●Darselect

丸いという意味の名前がついています。香りがよくて甘いです。

4月から出回るため、早い時期から味わうことができます。

●Mount Everest

観賞用にも人気のモン・エベレスト。

添え木をやると1.5mほどにまで育つ、高いところが好きな種類のため、こんな名前がついています。実はちいさめで白い花びらと黄色の花弁がなんとも可憐な様子からおうちで育てるのにも人気があります。

窓から枝垂れているのもかわいらしいのです。

酸味が強いので自宅で食べるならそのままよりも手を加えたほうがおすすめです。

●Reine des vallées

6月から旬を迎えます。

長細くて種が粒々と目立った外見をしています。

こちらも枝垂れるタイプのため庭先栽培が人気。

そして忘れてならないのがそのいちごを使ったガトーたち。

フランスではデザートにはもう少し酸味のきいたフランボワーズなどのベリーを使います。ですがフレジエは別。日本のショートケーキとはまた違う、いちごのガトーは特別です。

しっかりめのスポンジの間にカスタードクリームといちごをたっぷり挟んだガトーです(スポンジの代わりにビスキュイだったり、カスタードクリームにバタークリームを混ぜたバージョンもあります)。

有名パティスリーでもブーランジェリーでもこの季節限定の味として店頭に並びます。いちごに乳製品を合わせていただくのは日本もフランスも同じですね。

現在外出制限下にあったフランスでは、開かれている市場は通常の3分の1ほどでした。すべて手作業で行われる収穫を手伝う季節労働者の半分はフランス国外からの働き手とあって、2020年はいちご農家にとっても大打撃となっています。

そんな農家の方やお店を応援しようという動きも見られています。→#sauvetonresto こちらのハッシュタグからその活動が見られます。

毎晩20時の拍手も続けられています。→#merciaupersonnelsoignant

こんなときこそ、住民同士助け合う姿に勇気をもらえますよね。

日本の皆さまもどうぞご自愛くださいませ。

それではまた、à bientôt!

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