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こんにちは。岡山特派員のmamiです。
22日に岡山県の伊原木知事の記者会見がありました。新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、来県者への県境での検温の実施に踏み切ることが明らかされました。場所はパーキングエリアや主要国道などで実施を検討中ということです。発熱が確認された場合は、他人との接触を避けるように伝えていくということです。
上記の対策は、中止となりました。
さて、桜のシーズンが終わるとGWの予定を考え、心なしかウキウキするものですが、2020年の今年はそういった気分になれないのが残念です。
今回は、前回ご紹介した"がいせん桜"のある出雲街道を北上し毛無山の登山口に向かう途中に、毛無山を源流とする「不動滝」を記事にしますが、お出かけくださいとはいえず、申し訳ありません。
ここは渓流の豊かな新庄村を代表する滝のひとつです。
駐車場から太鼓橋を渡るとすぐに二筋に分かれて流れる女滝を望むことができます。高さ5mほどの白布を垂らしたような趣きのある優美な滝です。浅いので真夏になると水遊びに持ってこいです。
女滝を左手に臨みながら遊歩道を登ると、周囲は豊かな緑に包まれます。
登るにつれ女滝を見下ろしながら奥へ奥へと登っていきます。次第に立ち現れる山もみじ、ホオノキ、ミツバウツギなどの木立の中を歩きます。
秋にはさぞかし紅葉が見事なことでしょうね。足元にはキノコが顔をのぞかせていることもあります。
遊歩道は渓流に沿って続き清涼感たっぷり!
アップダウンを繰り返しながら5分ほど歩くと、
轟音を響かせる、目指す不動滝(男滝)が見えてきます。
私は滝から流れてくる霧のような湿った風が好きで、周囲の木々の香りを嗅ぎながら深呼吸をしたくなります。
男滝というだけあって、先ほどの女滝よりもずっと高さがあり、高さが約40m、幅3mの迫力のある滝です。周囲に水しぶきを豪快に飛び散らせながら滝壺に落ちていきます。
案内板によると「城主の娘が恋する人を慕って入水し龍になった」といわれる伝説が残り、その故事にちなんで旧暦の6月1日には滝まつりがあるそうです。
周囲の木々の緑が滝壺に溶け込んだような豪快な中にも、なんともいえない美しさを秘めた滝でした。
近くには不動滝のいわれとなっている"お不動さん"もありました。
新型コロナウイルスが終息したら、天然のクーラーを求めて滝めぐりはいかがでしょうか?
この滝から車で5分ほどの場所に「ゆりかごの小径」という約2km、高低差50mのセラピーロードが整備されています。案内人のガイドを聴きながら2時間ほどかけて森の中をゆっくりと散策する森林セラピーが体験できます。
・住所: 〒717-0201 岡山県真庭郡新庄村滝の尻
・電話番号: 0867-56-2628(新庄村産業建設課)
・交通アクセス: 米子自動車道蒜山ICから約15分
・駐車場: 普通車5台