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こんにちは、かんです。☺
今日は、自宅待機下でのこの2020年5月、6月のサンノゼでの学校状況についてご紹介したいと思います。
日本と違い、アメリカでは夏〜秋に新学期が始まります。サンノゼも同様です。
ということは、5月〜6月が一年の学期の修了時期にあたり、新型コロナウイルスの影響がなければ、今週あたりから各地の学校で卒業式や卒業イベントがめじろ押しになる予定でした。
新型コロナウイルスのため、学校施設での卒業式や終業式関係のイベントは一切行われません。
しかし、オンラインでの卒業式やイベントは予定されており、バーチャルでの真心イベントがたくさん予定されています。
遠隔学習プログラムを提供する各学区
3月下旬から、各学区でオンライン教育や遠隔教育が開始されたのは皆さんもご周知のとおりです。その内容は、
①オンラインでの双方向対話型授業(Google MeetsやZoomを利用)
②ビデオ授業
③Google Classroom経由での課題の提供と評価・返却
の混合式スタイルです。
この授業スタイルはこの秋からの新学期にも継続される可能性があります。
各学区での教育委員会の会議では、新型コロナウイルス対策の先が見えず、新学期からの授業スタイルを模索している状況です。
現在、各家庭に通達されているのは、以下の③パターン。
①通常の登校スタイル
②現在と同様の遠隔授業スタイル
③登校と遠隔授業の混合スタイル
サンタクララ郡の通達を待って決定されるため、新型コロナウイルス対応の封鎖解除の状況が不安定な現在、各学区や家庭は準備を進めようにも限界があり、どのような手段になろうとも対応できるように構える状況といえるでしょう。
日本語補習校の対応
サンフランシスコ日本語補習校では、4月より課題の提供による在宅学習スタイルの教育が始まりました。
そして、5月より、オンライン授業(ビデオ授業・双方向授業)が提供されています。
中学部の方は、5月当初より、すべての科目においてZoomを利用した双方向授業が提供されました。
小学部では、5月に入ってもビデオ授業がメインでしたが、この下旬より、科目によりZoomを利用した双方向授業が開始され始めています。最初は国語の授業だけだったのが、算数、社会、と科目数が増えています。
できるところから対応を始め、準備が整い次第、授業内容を拡大・工夫しているとように見受けられます。教育機会の提供の手段として、まずはスピードを重視し、それから内容の強化へと段階を踏んで対応くださっているのがよくわかります。
自宅待避令の影響で、日本から輸入された教科書などの教材も各家庭に配布される手段がなく、Google Classroom経由で教科書のPDF版など(出版社の許可済み)がしばらく提供されていました。
しかし、先の5月24日、一日に限り、運送会社の倉庫元でのドライブするー形式による教科書・教材一式の配布機会を設けてくださいました。
補習校のビデオ授業やオンライン授業の内容はすばらしく、特に、小学部向けのビデオ内容はNHKで日本全国に向けて放映してもいいのでは、と思うくらいです。
先生方の準備はどれだけたいへんかと思いますが、子供の教育機会に対する関係者・諸機関のご努力には感謝ばかりです。
サンノゼでの教育状況について、そして、卒業イベントなどの試みについて、また近日中に続報をお届けしたいと思います。
Have a nice day♥